世界は良くなった。スピラがいたから 4

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Q: あなたの最初のキャンペーン、
ナチュラル・ヒストリー・ミュージアムでの
勝利のことを語っていただけませんか。
それからレブロンへ進むわけですよね。

A: どこから始めようかいろいろ探しました。
一般論で人にわかってもらうのは難しいです。
シャープで分かりやすい問題が人を呼び止められるのです。

私たちはニューヨーク市のナチュラル・ヒストリー・ミュージアムで
残虐な実験が行われていることをつきとめました。
20年以上にもわたって猫や子猫を切断していたのです。
これを一般の人が知ったら、どう思うか。
彼らは誰の益にもならないことのために
虐待を続けていたのですからね。

ミュージアム側に話し合いを申し込みましたが、拒否されました。
そこから私たちのキャンペーンは始まったのです。
一年半続けました。しつこくやることがすべてです
。もしあなたのターゲットが企業であれば、終わるまでやり続けることです。

Q: 一年半どんなことをしたのですか?

A:毎週末デモをしました。
ミュージアムに寄付する人たち、市役所、企業、個人、
ありとあらゆる人たちに申し立て、
ミュージアムが動物実験をやめるようにプレッシャーをかけました。

Q: 効果はいかがでした?ミュージアムはダメージを受けましたか?

A: マスコミが注目してくれるようになりました。
議員が動きだし、ミュージアムには苦情の電話が殺到しました。
遺産寄付をしようとしていた人たちも相次いで中止の意向を示し、
通常受けるはずのサイエンス・コミュニティからの
サポートも拒否されました。
動物実験が責められるべき時代が来たのです

Q:結果は?

A: 一年半後実験は廃止され、研究所は解散しました。

Q: このミュージアムのキャンペーンが
レブロンへの布石となるのはどういう経由でしょうか。

A: ミュージアムの成功である程度自信がつきました。
レブロンは私たちと話し合いを何度もし、
いろいろなアクセスもくれましたが、
結局何もしませんでしたね。
一年間の討議で何も変わりませんでした。
そこで私たちは
「レブロンは美のために何匹のウサギの眼を
失明させているのか」というキャンペーンを打ってでました。

このポスターはマスコミで話題になり、
レブロンの担当者はすぐ首になりました。
新しい担当者と私たちはロックフェラー大学で
代替え実験を行うことに同意し、
レブロンは資金を投入することになりました。

すぐ私たちはエイボンにもコンタクトをとり、
数日以内に同じような資金開発をとりつける契約を
結ぶことになります。
それから次々と他の化粧品会社と協議し、
代替え実験のセンターをジョン・ホプキンズに
設置することに成功したのです。

より良い選択代替えがあることを理解した企業は、
ぐずぐずしているよりはさっさとやったほうがいいと判断しました。



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犬が処方された

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2013年にさかのぼるが、私は鬱で病院に通っていた。
そのとき、犬を飼ったらどうかと精神科の医師に提案されたのだ。

どんな天気の日も運動をする。家の外に出るようになる。
良い出会いに巡り合う。
家に帰ると自分がいないと生きていけない
無償の愛を与えてくれる誰かが待っている。
私の鬱の治療の一環として犬が処方された!

いろいろ考えた結果、家主に許可をもらい、バタシー・ホームに登録した。
仕事が忙しく、2014年の8月にやっと時間の余裕ができ、
バタシーに何度か足を運び、オンラインでいつもチェックしていたが、
これだと思う犬は私のような犬を飼ったことのない人間には
ハードルが高すぎた。フラストレーションを感じたが、
今まで大変な犬性を送ってきた憐れな犬たちが
犬の経験のない私の世話になるのもかわいそうだ。

9月中旬の日曜日、バタシーからぴったりの犬がみつかったと電話があった。
6歳半の雌のジャックラッセル。レイラという名前だ。

リホーム・アシスタントと少々おしゃべりをした後、
レイラと私を二人きりにしてくれた。
レイラは普通の犬がやるように部屋中を嗅ぎまわり、
私のところにやって私の匂い嗅ぎ、私の顔をなめた。
あっちこっちへ行っては、私のところにきて舐める。
私たちはうまくやっていける。
スタッフが戻ってきたとき私の答えはイエスだった。

家に連れて帰ると、レイラは生まれてからここにいるように、
自分の席はソファの私の横だと決めたようだ。

それからの4か月は面白いとしかいいようがない。
毎日少なくとも3時間は散歩に出かけ、レイラも私も友達をたくさん作った。
犬なしの人生はもう想像できない。

そしてちょっとしたボーナスだが、私はスリムになった。
願わくば、精神科の先生がもうちょっと早く言ってくれていたらなあ。


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Leila's Story

世界は良くなった。スピラがいたから 3

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Q: 1975年当時の動物の権利に対する動向はどんなものでしたでしょう。
あなたのアプローチはどんなインパクトを与えましたか?

A: 当時は動物実験反対の活動が盛んでした。残虐行為の情報を集め、
翌月はもっと残酷なストーリーを探し、それで資金を募っていました。
何かを変えようという動きではありませんでしたね。
暴動を起こせば何かを生み出すことができると信じられていました。

私たちは人間の権利擁護を動物に応用する作戦を
展開することにしました。

Q: あなたの戦略の骨格を教えてください

人を動かすためには何をしなければならないか。
知らせること。それに対して選択肢があることを考えてもらうこと。

たとえば、50年も行われている残酷な動物実験のことを
みんなに知ってもらえば、
私たちは人間と動物にとって益になる代替え方法を
考える事ができるはずです。
変化は歓迎すべきものであると推奨する事も非常に大切です。

Q: あなたは反対者の事を悪く言ったり、見せたりしないという。
動物実験や屠殺所で動物を苦しめている当事者を
なぜ攻撃しないのですか

A: 私たちは悪を排除しようとしています。
それでわかってくれるはずです。
大切なことはだれかに何かに勝つことではなく、
効果的な変化をもたらすということです。

そしてその変化は企業と一緒にやっていくことがもっとも早く、
もっとも確実に実現するのです。


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21世紀に参加せよ

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(写真はネットから拝借)


リック・オバリー氏は、イルカの元調教師、保護活動家、
海洋哺乳動物の専門家で、
過去38年間に渡ってイルカ解放運動に係わっています。

和歌山太地町の海に立つ彼の姿をフェイスブックで見ました。
手にもつプラカードには
” Join the 21st Century"と書いてありました。

イルカ漁やクジラ漁は残酷であると世界中から非難を浴びている日本。
水族館も海洋ショーも世界では廃止運動が盛んです。
その活動において、食用動物もそうですが、
残酷さを訴えることももちろん大切だと思いますが、
「もっと良いものがあるよ」と差し出せるのが21世紀です。

そしてここに未来を差し出されたようなプロジェクトを見つけました。




2017年中国での展示会


ライトアニマルとは
(ホームページより)

最上の動物教育は実物を直接見る事です。
しかし人間社会に野生動物を連れてくるには多くの困難が伴います。
巨大なクジラ、絶滅した恐竜など、展示が不可能な動物も数多くいます。

ライトアニマルはあらゆる動物との出会いを実現する
デジタル動物展示システムです。
展示に巨大な設備を必要とせず、実物では不可能な表現を可能にします。
そして何より展示のために動物を傷つけません。
人々は純粋に動物を楽しみ、学ぶ事に集中する事ができます。
ライトアニマルは動物教育の可能性を大きく広げます。


もう水族館も動物園もいらなくなる。
動物に優しく、もっとすごいものが21世紀に出現している。
世界中の動物たちへの明燈火をつけた
このLightAnimalプロジェクトは日本発です。

LightAnimal






世界は良くなった。スピラがいたから 2


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1998年6月の午後

ニューヨークのアパー・ウエストサイドにある
ヘンリー・スピラのアパートを訪ねた。
「倫理を行動に」という本がまさに出版されるときであった。
この本で実に多くの人が彼の活動に関心を持つことになる。

インタビューは基本的なものであったが、
どうしてヘンリーが動物の権利に関わるようになってきたか、
どうやって戦略を立ててきたか、
今後の運動はどのように展開するのかなど、
あなたがヘンリーの動物解放の思想にまだ出逢っていないのであれば、
このインタビュー記事を目にするあなたは非常にラッキーである。

エリック・マーカス Vegan.Com


Q; 動物の権利に関わってどのくらいになりますか

A: 25年くらいですね。
ピーター・シンガー氏のエッセイ「動物の解放の開放」を読んで以来です。

Q: どのような影響を受けましたか

A: それ以前は人間の権利擁護の運動をしていました。
搾取、支配、弱者を押しのけること、
そういったものに対して闘ってきました。
このヒエラルキーの底辺に動物が存在しているのです。
シンガー氏は人間の権利擁護の延長に
動物たちの自由への解放があると提示したのです。

Q;: それまでのあなたの動物に対する考えはどのようなものでしたか

A: むかし、知人に猫を押しつけられた、その時です、私が目覚めたのは。
猫をかわいがっているうちに、一方では猫を撫で、
もう一方では他の動物の首を切り、
皿の上に載せるという行為。不快な感じがしました。

しかしその時はアクションを取るには至りませんでしたが、
それからシンガー氏のエッセイに出会い、
矛盾について考え始めたのです。

続く



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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
私に何の関係があるというのだ

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