Your Opinion Counts

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今イギリスは豪雪に見舞われています。(写真は我家の前の風景です。)
飛行場や道路は閉鎖され、イギリス全体がマヒ状態です。
こんな悪天候の中、ホームレスの飼い主の横にじっと座っている犬たちを見ると
不憫だなあと思うのですが、
犬にとってはどんなに暖かい家にいるよりも、
いくら寒くてもどんな状況でも飼い主のそばにいることが一番幸せなのでしょう。
それを見たイギリス人はどうするでしょうか。
お金をあげると思いますか?
ノーノーです。
近くのスーパーでドッグフードを大量に買い、その場で犬に話しかけつつ、
一缶あけ、残りは飼い主に預けます。
お金を渡しても飼い主はまたお酒やドラッグを買いに行く人が多いからです。
犬の胃袋だけは確実に確保せねばというわけです。

さて、前回の学校でのディスカッションのトピックをご紹介します。

次にあげる意見に自分は賛成か反対か。
その際あなたの意見は理由に裏付けられなければなりません。
本からの情報を駆使し話し合ってください。

1. 動物がどんな取り扱われ方をしようが言っても無駄だ。どうせみんな死ぬのだから。 (グレース)

2. どんなペットもケージにいれるのはかわいそうだ。まるで監獄だ。(ハリー)

3. 人間は石器時代から狩猟をしていたではないか。何をいまさら?(サンジェイ)

4. もし癌などの病気が解明できるのなら、何匹動物実験したってかまわない。(ニコラ)

5. 猫、ネズミ、象、人間、すべて等しい権利があるはずだ。(クリストファー)

6. 動物を虐待する人は同じ目にあえばいい。(タリア)

7.  洋服がどんな素材で作られようがかっこよければかまわない。(ギデオン)

8.  動物を使うスポーツすべて廃止すべきだ (ジェシカ)

9.  人間は数多くの生物とこの地球を共有しているのだから彼らを大切にし、
    守るためにできるだけのことをすべきだ (アーラン)

10. 僕は肉が大好き。でもそれが動物のことを思いやっていないことではない。(ハリー)



注目すべきは子供たちに「好き・嫌い」「かわいそう」など感情のレベルで話し合いをさせようとせず、
情報を駆使し論理的に自分の意見を構築させようとする教育方法であります。


What's That Got To Do With Me?

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私のブログのタイトルにお借りしたこの言葉は
イギリスで2006年に発刊された低学年の子供向けの本のタイトルからです。

以下抜粋

捨てられ処分される犬猫から動物実験にいたるまで
動物の福祉は個人によって受け取り方が違います。
この本はいろいろな事例や個人体験ををあげ、写真をみせ、子供たちに問題を提起します。
自分自身に関係があることかどうかは自分の心に問うて自分で判断させることが大切です。

オーガニック・ファーム

●高価なオーガニックチキンを買うか安価なブロイラーチキンを買うか
 選択するときの決め手は何ですか?
●肉食用に殺される動物たちの環境というものはあなたにとってどのくらい重要ですか?

ペット

●人間の好みにより純血種を作るため動物の健康に害を与えていることは
 あなたにとってどのくらい関係がありますか
●どうしてみんな雑種よりも純血種がいいのでしょう。
●誰でもペットを飼う権利があると思いますか。

狩猟

●母鹿を殺すのが残酷だと思われているのはなぜですか。
●自分達の食用に動物を殺す人と、
 誰かが殺した動物を店で買って食べる人たちに違いがありますか?
 違いがあるとしたら何でしょうか。
●食用として動物を殺すこととスポーツとして殺すことの違いは何でしょうか。

動物実験

●動物実験が正当化される状況とはどんなものでしょうか?
●自分の飼い犬を実験に喜んで差し出せますか。
●(実験中の猿を見せて)この写真を見てどう思いますか

動物シェルターの人

●動物シェルターの人たちの仕事が非常に大切である理由はなんですか
●あなたはどんな動物を助けたいと思いますか?
●ボランティアの仕事や、チャリティに寄付をしたことがありますか?


次回に続きます

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by Antony Lishak, Franklin Watts Publishing
この本は日本語訳本もあります。


プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
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