マーク・トウェインの敵意

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動物実験が人間にとって有益であるかどうかは私の関心事ではない。
同意していない動物たちに苦痛を与えるということが私の敵意の矛先だ。
そしてそれは更なる説明を受けるまでもなく、
敵意を向けるだけの正当な理由なのである。

I am not interested to know whether vivisection produces results that are profitable to the human race or doesn't.... The pain which it inflicts upon unconsenting animals is the basis of my enmity toward it, and it is to me sufficient justification of the enmity without looking further. ~Mark Twain


論理的矛盾

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実験をする人にどうして動物を使うのか聞いてみるがよい。
「人間のようだから」と答えるであろう。
今度は「動物を実験に使ってもいい道義的理由はなんであるか聞いてみるがよい。
「人間と違うから」と答えるであろう。
物実験は論理的矛盾の中にあぐらをかいているのだ。

Ask the experimenters why they experiment on animals, and the answer is: "Because the animals are like us." Ask the experimenters why it is morally okay to experiment on animals, and the answer is: "Because the animals are not like us." Animal experimentation rests on a logical contradiction. ~Charles R. Magel

こちらはすっかり秋です。日本ももうひと息ですね。本日もご来英ありがとうございます。

寄付金が何に使われているかご存知か

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At Victoria & Albert Museum

動物の権利保護団体のアニマルエイドは
「恥ずべき医療リサーチ・チャリティ団体」の名前をあげ、
9月18日までの2週間、セントラルロンドンのロンドン、40箇所にポスター・キャンペーンを行った。

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動物実験をする資金を集めているチャリティに寄付をするのか?

●ブリティッシュ・ハート・ファンデーション
●ガン・リサーチ
●パーキンソン病UK
●アルツハイマー病ソサエティ

これらは動物実験の資金を集めているイギリスの大手トップ4である。
他の多くの医療リサーチ福祉団体は動物の福祉を最優先にし、
人道的にあるいはMRIやコンピューターを使用し、
動物を使わないアプローチを試みている。

以下はアニマル・エイドが調査した健康チャリティの動物実験実施の有無のデータベースある。

HEALTH CHARITIES AND ANIMAL TESTING

嬉しいことに最近、NPOがアンケートを実施し、以下の質問がなされた。

「あなたたちは動物実験のための資金を集めている医療リサーチ機関、
ヘルス・チャリティにそれを知りながら寄付をしているのか。それとも知らないのか」

82%の人が知らなかったと。16%の人が知っていた。
2%の人はわからないと言う回答であった。

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ロンドンのあちこちに貼られたポスター
ANIMAL AID

上の4つのチャリティ団体は医療関連の中では最大手です。
店もたくさんもっていて、客の入りも良く、多くの人が寄付しています。
でも私も含めて、そのお金が動物実験の資金となるということを
知っている人はほとんどいないでしょう。

アニマルエイドのホームページの中には動物実験をしなくても
病気の解明や研究は可能であることを説明しています。
私は上のチャリティショップで時々買い物していましたが、もうやめます!(きっぱり)


Vivisection is a Social Evil

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動物実験は社会悪である。
もしそれが人間の知識を向上させるためのものだというなら、
人間としての資質を犠牲にした上での向上であろう。
ジョージ・バーナード・ショー

Vivisection is a social evil because if it advances human knowledge,
it does so at the expense of human character. ~George Bernard Shaw



30年にして初めて日の光へ

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30年にして初めて日の光に出て喜ぶ瞬間のチンパンジーたちの映像は胸にせまるものがある。

HIVや肝炎のウイルスを注射をされ、
長年ケージの中に閉じ込められていた38匹のチンパンジーは
外への最初の一歩を踏み出しながら抱き合い笑い合っているようである。

ラボの中で生まれる子供もいるが、ほとんどは生まれてすぐ母親から引き離され、
アフリカのジャングルからヨーロッパへ捕獲されてきた子供たちである。
そして長い長い実験のために金属の檻の中に閉じ込められるのである

恐ろしいことに子供を奪われた母親はすべて殺されてしまうのである。

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チンパンジーの遺伝子と人間の遺伝子は99パーセント同じなので
実験に使われることが多い。実験はHIVのウイルスを注射することも含めて非常に残酷なものである。
機械につながれ、注射を打ち続けられる。絶望の監獄である。愛も希望もない。気が狂うサルもいる。

彼らを自由にする闘いは実に14年にも及んだ。
しかしこの残虐な残酷なさはついに終わった。
59歳の保護家であるMichael Aufhauser氏の不屈の努力が実を結んだ。
鉄棒と防弾ガラスで区切られ仲間と触れ合うこともできなかった
38匹の生き残ったサルたちは
オーストリアのサンクチュアリーに移されることになったのだ。

「世界中のだれもがこの実験を必要としていなかったのだ。
何のメリットもない残虐なだけの実験だった。
サルたちはみんな心の傷を受けている。
リハビリのときに2匹死んでしまった。
しかし少なくとも残りのサルたちは牢獄に入れられているときは
思いもよらなかった人生を味わうことができる」とマイケルは語る。

数年前アメリカの製薬会社バクスターが
この動物実験のオーストリアの企業を買収したとき、
サルの実験を続ける予定はないと発表した。
そして社長はこれから50から60歳まで生きるチンパンジーたちが
幸せな人生を送る責任が自分にあると言ってくれたのだ。

リハビリは10年以上かかった。
ケージの中から外に馴れさせていくのには技術が必要であった。
9月4日にドイツのテレビ局が最初の2匹のチンパージーが外に踏み出す映像を流した。

マイケルは言う。「彼らは威厳と喜びをもって残りの人生を謳歌するであろう」


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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私に何の関係があるというのだ

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