論理的矛盾

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実験をする人にどうして動物を使うのか聞いてみるがよい。
「人間のようだから」と答えるであろう。
今度は「動物を実験に使ってもいい道義的理由はなんであるか聞いてみるがよい。
「人間と違うから」と答えるであろう。
物実験は論理的矛盾の中にあぐらをかいているのだ。

Ask the experimenters why they experiment on animals, and the answer is: "Because the animals are like us." Ask the experimenters why it is morally okay to experiment on animals, and the answer is: "Because the animals are not like us." Animal experimentation rests on a logical contradiction. ~Charles R. Magel

こちらはすっかり秋です。日本ももうひと息ですね。本日もご来英ありがとうございます。

寄付金が何に使われているかご存知か

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At Victoria & Albert Museum

動物の権利保護団体のアニマルエイドは
「恥ずべき医療リサーチ・チャリティ団体」の名前をあげ、
9月18日までの2週間、セントラルロンドンのロンドン、40箇所にポスター・キャンペーンを行った。

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動物実験をする資金を集めているチャリティに寄付をするのか?

●ブリティッシュ・ハート・ファンデーション
●ガン・リサーチ
●パーキンソン病UK
●アルツハイマー病ソサエティ

これらは動物実験の資金を集めているイギリスの大手トップ4である。
他の多くの医療リサーチ福祉団体は動物の福祉を最優先にし、
人道的にあるいはMRIやコンピューターを使用し、
動物を使わないアプローチを試みている。

以下はアニマル・エイドが調査した健康チャリティの動物実験実施の有無のデータベースある。

HEALTH CHARITIES AND ANIMAL TESTING

嬉しいことに最近、NPOがアンケートを実施し、以下の質問がなされた。

「あなたたちは動物実験のための資金を集めている医療リサーチ機関、
ヘルス・チャリティにそれを知りながら寄付をしているのか。それとも知らないのか」

82%の人が知らなかったと。16%の人が知っていた。
2%の人はわからないと言う回答であった。

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ロンドンのあちこちに貼られたポスター
ANIMAL AID

上の4つのチャリティ団体は医療関連の中では最大手です。
店もたくさんもっていて、客の入りも良く、多くの人が寄付しています。
でも私も含めて、そのお金が動物実験の資金となるということを
知っている人はほとんどいないでしょう。

アニマルエイドのホームページの中には動物実験をしなくても
病気の解明や研究は可能であることを説明しています。
私は上のチャリティショップで時々買い物していましたが、もうやめます!(きっぱり)


Vivisection is a Social Evil

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動物実験は社会悪である。
もしそれが人間の知識を向上させるためのものだというなら、
人間としての資質を犠牲にした上での向上であろう。
ジョージ・バーナード・ショー

Vivisection is a social evil because if it advances human knowledge,
it does so at the expense of human character. ~George Bernard Shaw



30年にして初めて日の光へ

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30年にして初めて日の光に出て喜ぶ瞬間のチンパンジーたちの映像は胸にせまるものがある。

HIVや肝炎のウイルスを注射をされ、
長年ケージの中に閉じ込められていた38匹のチンパンジーは
外への最初の一歩を踏み出しながら抱き合い笑い合っているようである。

ラボの中で生まれる子供もいるが、ほとんどは生まれてすぐ母親から引き離され、
アフリカのジャングルからヨーロッパへ捕獲されてきた子供たちである。
そして長い長い実験のために金属の檻の中に閉じ込められるのである

恐ろしいことに子供を奪われた母親はすべて殺されてしまうのである。

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チンパンジーの遺伝子と人間の遺伝子は99パーセント同じなので
実験に使われることが多い。実験はHIVのウイルスを注射することも含めて非常に残酷なものである。
機械につながれ、注射を打ち続けられる。絶望の監獄である。愛も希望もない。気が狂うサルもいる。

彼らを自由にする闘いは実に14年にも及んだ。
しかしこの残虐な残酷なさはついに終わった。
59歳の保護家であるMichael Aufhauser氏の不屈の努力が実を結んだ。
鉄棒と防弾ガラスで区切られ仲間と触れ合うこともできなかった
38匹の生き残ったサルたちは
オーストリアのサンクチュアリーに移されることになったのだ。

「世界中のだれもがこの実験を必要としていなかったのだ。
何のメリットもない残虐なだけの実験だった。
サルたちはみんな心の傷を受けている。
リハビリのときに2匹死んでしまった。
しかし少なくとも残りのサルたちは牢獄に入れられているときは
思いもよらなかった人生を味わうことができる」とマイケルは語る。

数年前アメリカの製薬会社バクスターが
この動物実験のオーストリアの企業を買収したとき、
サルの実験を続ける予定はないと発表した。
そして社長はこれから50から60歳まで生きるチンパンジーたちが
幸せな人生を送る責任が自分にあると言ってくれたのだ。

リハビリは10年以上かかった。
ケージの中から外に馴れさせていくのには技術が必要であった。
9月4日にドイツのテレビ局が最初の2匹のチンパージーが外に踏み出す映像を流した。

マイケルは言う。「彼らは威厳と喜びをもって残りの人生を謳歌するであろう」


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MAIL ONLINE


ヒル・グローブの猫

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ヒル・グローブは動物実験用に猫を繁殖させる農場であったが、
1998年動物愛護活動団体によって閉鎖に追い込まれた。
このケースは動物保護活動家にとっても政府にとっても
非常に意義深いケースとみなされている。
その後、動物虐待を阻止するキャンペーンが次から次へと広がり、
活動は英国内だけではなく世界にも広がっていくのである。

猫農場閉鎖への闘い

ヒル・グローブは科学研究や実験目的のための猫を繁殖させる
イギリスの最後の農場となった。
キャンペーンが始まって2年後、
過去30年間妻とともに猫農場を経営していたクリストファー・ブラウンは
繁殖業から引退を発表した。

RSPCAのインスペクターはオックスフォードシャーにある農場から
800匹以上の仔猫や成猫を一晩かかかって回収した。
かつては実験のために使用される運命であった動物たちは
新しい家庭へひきとってもらうべくホットラインが設置された。

「ヒルグローブの猫を救え」キャンペーンのへザー・ジェームスは述べる。
「今日は私の人生の中で最も幸せな日のひとつです」

暴力的な活動家たち

農場閉鎖にむけて警官や活動家の間で大勢のデモや暴力的な衝突がくりひろげられてきた。
1997年3月以来、警察は農場を守るために280万ポンドの警察費を費やした。
少なくとも350人逮捕され、21人が投獄される。
キャンペーンは闘いとなり、
過激団体はクリストファー・ブラウンに対しての抗議や暴力、脅しを始めた。
彼は1993年手紙爆弾により顔と腹部に火傷を負い、
1998年偽の爆弾を送られ、次は本物を送ると脅かされた。
1998年12月、動物の権利ミリティア(過激派)から
当時ハンガーストライキをしていたバリー・ホーンがもし死んだら、
一緒に暗殺されるリストにクリストファーブラウンも追加された。

しかしこのやり方は「ヒル・グローブ猫を救え」のキャンペーンを掲げていた
オリジナルの団体から批難される。
「脅しは許されるものではない。私たちは動物と人間に対する暴力は反対である」と発表。

素晴らしい日

動物活動家であり、テレビ脚本家であるカーラ・レーンも農場閉鎖を喜ぶ。
「素晴らしいできごとです。動物を愛するひとたちにとって喜ばしいニュースです。
あそこで起こっていることは恐ろしいことでした。
可愛そうな動物たちは実験されるために生まれてきていたのです。
RSPCAは里親をすぐ見つけられますよ」

アニマル自由活動家のロブ・ウェブ談
「農場主のブラウン氏は絶対閉鎖しないといっていたが、
動物保護活動家の懸命な活動、ピケット、抗議が
あの恐ろしい彼のビジネスを終わらせたのである」

憎しみのキャンペーン

ブラウン家は脅迫の手紙や手紙爆弾を投げ入れられて以来
警備員をやとうようになった。
「車に火をつけられ、家も放火され、窓ガラスも何度も割られた。
私はなぐられ、妻も従業員もやられた。
人がこんなにも残酷になることに驚く。しかも誤解が大部分だ。
私はただ猫を繁殖していただけだ。研究所とは関係ない」

猫の出発

ブラウン氏は活動家のためにビジネスをやめたのではないと強調する。
「私は61になったので引退するだけだ。今度は畑を耕すのを楽しみにしている。
それにしても猫が取り去られていくのを見るのは辛い」

RSPCA

RSPCAは猫の移動に際して健康状態をチェックし、
ワクチンをうち、マイクロチップを埋め込んだ。

以下はRSPCAの獣医の報告
「ヒル・グローブの猫は全部健康で人に慣れていたことをお知らせしなければならない。
そしてこれからは、一匹一匹に新しい家をみつけ希望の未来を与えることが我々の使命である」

BBC

イギリスにはもう実験繁殖用の猫農場はありません。
日本はどうなのでしょうか。その存在は知られているのでしょうか。
そして私が気になるのは日本の三味線業者。


プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
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