心の持ち方はガラス張り

2011/ 02/ 04
                 
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At Frith Street

動物実験は新薬開発や製品の安全性をテストするために行われる。

苦痛を与えるものが多く、生命活動の質を激減させるものである。
動物に苦痛を与えることが道徳的に間違っているものであるのなら、
動物実験はそのモラルに反する最たるものである。

実験関係者はその問題を意識しており、できる限り人道的に行おうとしている
代替え実験が同じような結果をもたらすのであれば、
そちらのほうを適用すべきであるということも認識している。

動物実験に関して二つの立場がある。

もし以下の条件が満たされるなら認められるべきである

● 苦痛を最小限度に抑える
● 他の方法では実験不可能である

常に反対である立場は

● 動物が苦しむ
● 人間にとっての益が証明されていない
● 代替実験があるはず

動物を苦しむことを最小にして人間への益を最大にあげれば動物実験は許されるという意見と
動物の苦痛の大きさと犠牲になる動物の数があまりにも多すぎて人間の益に対しする

モラルのつじつまは永遠にあわないという意見もある。

現在は少なくとも1958年にイギリスのMr Russellと Mr Burchによって出版された
「The Principles of Humane Experimental Technique」にて提唱された
「科学者は動物の苦痛を軽減するために3つのRを指針にするように」と指導されている。

3つのRとは:

Reduction: 実験動物の数を減らすこと

★実験技術を向上させることによって
★データ解析技術を向上させることによって
★他の科学者と情報をシェアすることによって

Refinement:苦痛を軽減するための実験方法を精査する

★身体をあまり傷つけない技術
★動物にとってより良いメディカルシステム確立
★よりよい生活環境の供給

Replacement:代替技術の導入

★動物一匹まるごとではなく細胞を使う
★コンピューターモデルを使う
★人間のボランティアを使う
★統計学を使う

BBC Experimenting Animalsより

earmouse (100x81)
1997 Dr Jay Vacanti and his team grew an ear on the back of a mouse 
マウスの背中で育つ耳 写真もBBCより転載

動物実験数

ベンパナマン「動物の権利」より

ラボ実験の実際数を把握するのははむずかしい。
国によっては記録が不完全であったり、記録を残していないこともある。

たとえば合衆国はある特定の種類の動物、(たいていはねずみだが)を数にいれない。
英国のデータは信頼できるものであり、他の国より種類、目的、数などにおいて詳細を記している。
動物実験に関しては世界で一番厳しいものであるとされているが、
ただしそれは他国との比較においての水準である。

各国の動物実験の数


他の国を束にした数よりも日本とアメリカの動物実験の数はだんとつに多い。

日本、アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ。この6カ国で世界の半分をしめている。

年間動物実験数世界トップ6(2000年)


Japan           12,000,000以上
United States       12,000,000以上
Britain          2 - 3,000,000
Canada          2 - 3,000,000
France          2 - 3,000,000
Germany          2 - 3,000,000

Worldwide   40,000,000 to 100,000,000


資料は10年前のものですが、
祖国のこんなランキングはとてもうろたえてしまいます。
動物の慰霊祭をして気持ちをすっきりさせ、それでちゃらにしていませんか。
「日本の心の持ち方」は世界から丸見えなのですが。。。

「国際化とか国際交流を考える場合、そうした心の持ち方、
みずからのアイデンティの正確な理解がなによりも重要なこととなる。
せいぜいお金を持っている間だけ誰にでも相手にしてもらえることを国際化と誤解するだけのことである。

今のままでは貧乏になったときの日本ほどどうでもよい国は地球上に例をみないことが
日々確かになっている。」

菊池哲郎「イギリスの芝はなぜ青い」
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