亡くなる前に動物園の残酷さを広く伝えたはな子

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海外在住の私でも、衛星放送で日本のNHKニュースを
リアルタイムで見る事ができます。
象のはな子の死は一点の曇りのない美談として放送されていました。

ところがイギリスのニュースでは象を虐待したと怒りと批難の嵐です。
日本と海外では本当に同じ象のことを話題にしているのか、
しばらくわかりませんでした。 どうなっているのでしょう。

以下は署名サイトです。
和文があるかどうかわかりませんでしたので、ざっと訳しました。

署名宛先人:井の頭公園自然文化園、堀秀正副園長兼飼育係長

目的:罪のない動物が老いて孤独の中で死んでいくような事態を
二度と招かないよう再発防止を要求



日本の動物園で飼育されていた象のはな子は、
象にとって必要不可欠な精神面での刺激や楽しみを与えられず、
長く孤独な生涯を終えた。
終生コンクリートの囲いの中で玩具も、草木もなく、
たった一匹で囚えられていた「世界一孤独な象」と呼ばれている。

象は知能指数も社会性も情緒的にも非常にレベルが高く、
自然の中では他の動物たちと関わりや絆を結ぶ。
はな子はその必要性を最後まで満たされるチャンスは与えられなかった。
ひどい環境に生涯閉じ込めておいた動物園の責任は計り知れない。

これまではな子の悲惨な状況に心を痛めた海外の動物擁護家たちは、
はな子を象のサンクチュアリーに移すように何度も署名を集め、
資金を集めたが、何ら聞き入れられる事はなかった。

はな子は普通の生活のかけらも味わうことができずに死んでいった。
この美しい生き物はこんな形で生きるべきものではなかった。
動物園の責任を問い、このような悲劇が
今後他の動物に二度と起こらないように強く要求する。


以下は堀飼育係長への署名文です。ご賛同の方はネットで署名をしてください。
私は署名させていただきました。

堀副園長兼飼育係長殿

あなたの監視下のもとで、はな子という名前の象が玩具も植物も与えられず、
仲間もいないコンクリートの囲いの中で、孤独のまま死んでいきました。

以前から何度も、はなこ子のために良い環境を願って、
多くの人々が嘆願書を提出し、資金も集めましたが、
何も聞き入れられませんでした。
本来ならそんな嘆願書は必要ではなかったはずです。
はな子があんな残虐な環境の中で
生きていかなければならなかった正当な理由はまったくありません。

はな子はもうこの世にいません。
はな子の幸せになるチャンスは完全に消えてしまいました。
世界一孤独な象として死にました。

すべてあなたのせいです。
二度と再びこのような環境で動物を囲っておくことがないように、
園の動物たちがそれぞれの固体が必要とする自然な生環境を与えられ、
刺激を受け、幸せに生きていけるよう
あなたの責任で実行して頂くよう強くお願いいたします。

https://animalpetitions.org/131740/justice-for-worlds-loneliest-elephant-now-dead/

また今回の件に関して日本のPEACEさんのご意見が
私の気持ちと一緒ですので、ご紹介させていただきます。

井の頭自然文化園のゾウ「はな子」の死に寄せて        

本日、井の頭自然文化園のゾウ「はな子」が死亡したとのニュースがありました。

晩年、外国人ブロガーが署名を立ち上げたことで話題になりましたが、
単独飼育のゾウの問題は
日本の保護団体も訴えてこなかったわけではありません。
しかし、もうかなり以前から、
高齢で動かすこともできないというのが管理者側の見解でした。

亡くなったことにより、
再び「愛されてきたはな子」
「動物園の献身的な世話」といった美談が数多く流されることでしょう。

しかし、亡くなるまで改善することすらされなかった狭いコンクリートの獣舎、
家族で暮らすべきゾウがひとりぼっちでいること、
それらがゾウにとって虐待であった現実が消せるわけではありません。

人間の「ゾウを見て楽しみたい」
「子どもにゾウを見せてあげたい」というエゴの犠牲になったはな子。

東京都及び井の頭自然文化園には、
二度とゾウを導入することのないよう求めます。
また、はな子が亡くなったことで、
井の頭自然文化園の動物飼育の廃止自体を議論すべきときが来たと思います。
1つの自治体にいくつもの動物園はいりません。

亡くなる前に動物園の残酷さを広く伝えたはな子。
どうか安らかに眠ってください。
天国にコンクリートの檻はありません。

そして、どうか家族と会えますように……。


http://animals-peace.net/wildlife/hanako-death.html



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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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