政府に雇われた猫パーマストン

thul-570e49c6150000ee010b4bc5.jpg

イギリスの政治家であった第三代パーマストン子爵にちなんで命名された
黒と白の雑種猫はこのたび、ねずみ撃退の任務を遂行するために、
外務英連邦省に雇用された。

シンデレラ・ストーリーを地でいくパーマストンは
ロンドンの通りでうろついていたところを
バタシー・ドッグス・アンド・キャッツ・ホームに保護されたが、
去年保護された1025匹の野良猫と同様、お腹をすかせ、
やせ細り、マイクロチップなしでやってきて、
飼い主の追跡のしようもなかった。

パーマストンは海外からの貴賓客や大使たちに会うのを楽しみにしている。
同じく首相官邸で政治活動を行っている
バタシー出身の猫のラリーとも打ち解けているようだし、
最も大切なことだが、官邸の隣に位置する外務英連邦省のねずみたちに
すでに目を光らせているのだ。

彼の名前の由来となったパーマストン子爵は46年間政府に従事し、
素晴らしい外交手腕で有名になった。
猫のパーマストンもその名に恥じないアプローチで
職務を全うしてくれると信じてやまない。

バタシー・ホームの猫舎長であるリンジーはパーマストンにエールを送る。

「新しい職場でのパーマストンは素晴らしい働きを
してくれるでしょう。
自信に満ち溢れていて、人間といるのが大好きで、
顎をなでてもらうのが一番好きです。

このバタシー・ホーム出身の雑種猫の眼から逃れられる獲物はありません。
鷲のような目で招かざる客を捕獲し、ひげをぴりぴりさせ、
獲物に襲いかかる絶妙のタイミングを狙っているのです。
敵にとって脅威の猫であり、
政府での新しい名前はまさに彼のためにあるようなものです」



CgkQHyfWkAAzzgp.jpg   ChxQw2pWkAEATvh.jpg

Civzc_QWEAEJhIt.jpg   HT_rescued_cat_in_UK_01_mm_160413_4x3_992.jpg


バタシー・ホームは去年3,1077匹の猫を譲渡しました。
平均一日約7匹の猫に新しい家を見つかっているということです。


スポンサーサイト
プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
私に何の関係があるというのだ

最新記事
多くの方々がご覧くださった記事
カテゴリ
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

イギリスの動物保護団体
ノン・キル・シェルターの成功法ヒント
お一人でも多くの方へ
当サイトはリンクフリーです。転載、引用、ご自由になさってください。 動物たちにとっての最大の脅威は「残忍な人間たち」でありますが、 同時に「実際に何が行われているかを知らない人たち」です。 どうぞお一人でも多くの方に広めていただければ、 これに勝る幸せはありません。 本ブログは私がすべて英語より意訳/荒訳/超訳/創作訳をさせて戴いております。
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

検索フォーム
QRコード
QR