シェルター犬は幸せがわかる

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4年前、サッシーのフォスター・ファミリーになった時は、
ただサッシーに素晴らしい家を見つけてあげたいと思っていました。

ところが恋に落ちまいと決心していた私たちは、惨敗してしまいました。
サッシーはなくてはならない家族になったのです
(夫のケビンに言わせれば、磨耗した鍵フックにひっかけられたと)

サッシーの元の飼い主はいわゆる虐待をしていたわけではありません。
おそらくあまりかまっていなかったのでしょう。
太りすぎで、肺に水がたまり、関節炎も患っていて、あまり長くは歩けませんでした。

サッシーは散歩が好きではないと言われました。
しかし我が家は全員散歩好きなので、サッシーにも参加してほしいと、
毎日少しずつ距離をのばし、体重も落とし、今では数マイルも歩けます。
14歳という高齢にもかかわらず、小高い丘にもかけのぼることができます。
散歩に行く?と聞くと、ちょっと間があきますが、
それは自分の身の上に起こった幸運が信じられないというような間で、
すぐに興奮して仔犬のように走り回るのです。

分離不安も少々あり、健康面でも気になる事がありましたが、
薬やサプリメントなどでたいていは軽減することができました。
こういうことを面倒とか苦労とか呼ぶのなら、
サッシ―はその苦労全部に価する犬です。

シェルター犬は最高だというのを聞いたことがあります。
なぜなら、彼らは幸せがわかるからだそうです。
サッシーを見て本当にそう思います。

老犬をシェルターからもらうのはあまりにも悲しすぎると思っていました。
一緒に過ごす時間は短い。しかし今は違います。
カズオ・イシグロの「日の名残り」という本の中に、
夜は一日のうちで一番素晴らしい時間であるという文があります。

私たちと一緒にソファで毛布にくるまって
気持ちよさそうに過ごすサッシ―。
光輝く太陽を浴びて、散歩を楽しみ、
彼女が今までの人生で期待もしていなかっただろうたくさんの愛に包まれ
嬉しそうにしているサッシ―。

それを私たちが彼女に与えることができるということは
どれだけ恵まれていて、光栄な事か言葉には尽くせません。

ベッキーとケビン


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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