愛されなかったという思いを持ってこの世を出ていかなくてもよい


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この美しい遺稿文はルーの里親からです。


「お腹に大きな腫瘍ができて骨と皮になっていた老犬ルーに出会ったとき、
私は15年間の動物の世話で、
そろそろ自分自身にも休憩が必要だと思っていたところでした。
正直言って私は病気の保護老犬を
死ぬまで世話をする経済的余裕があるのか、
そもそも看取りたいのか、まったく自信がありませんでした。

しかしすぐに何とかしなければならないというのはわかっていましたので、
ミスター・モー・プロジェクトという団体の助けを借りて、
ルーをひきとり、手術を受けさせました。
体重も増え、少しずつ元気がでてきました。

ルーはもともと走り回る活発な犬ではないので、
ぱっと見にはわからないと思いますが、
本当に幸せになったと確信しています。

もうひもじい思いをしなくてもよい。自分の糞尿の上で寝なくてもよい。
腫瘍の痛みがひどく、
後ろ足をあげたまま寝るに寝れなかった夜を過ごさなくてもよいのです。

そして何より、愛されなかったという思いを持ってこの世を出ていかなくてもよいのです。

ひきとってからのルーの人生はとてもシンプルでした。
草を食むのが好きで、時々釣った小魚。たいていは寝ていました。
気持ちの良いベッドと安全なところが彼女にとってとても大切なものだったと思います。

しかし群を抜いて好きだったことは一緒に丸まってテレビを見ること。
私の膝の中にもぐりこみ、頭を私の胸にもたせかけ、
ただ私と一緒にいること。それだけです、それ以上は何も求めませんでした。
ガンは非常に進行が早いものでしたが、
痛みをとり、幸せな最期の日々を送らせることが私の願いでした。

本当に悲しいことですが、本日、ルーは病との闘いに敗れ、
虹の橋へ逝ってしまいました。
私が一生かかっても返せないほどの沢山のものを残して」



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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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