犬が夜目覚めるのは

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ハリウッド・スター、ジェームズ・スチュワートが
愛犬ゴールデンレトリーバーのボーを亡くしたときに作った詩を
テレビで披露しながら、喉が詰まって読めなくなった映像があります。
その時の詩をご紹介します。

呼んでも来ない
私がボール持っていれば別だが
あるいは気が向いたとき
それでもほとんど来ない

若いときに
伏せもお座りも待ても覚えなかった
しつけなどという言葉は彼の辞書にはなかった
私を困らせるためにバラの苗木を掘り、
やめさせようとすると、振りむきざまに噛み付く

いろいろな人たちに毎日噛み付いていた
格好の餌食となったのは配達の少年である

ガス検査官はメーターを見る事できず、
「あなたは本物の人食い犬を所有している」と言った

彼のおかげで家が火事になったことがある
長い話なので省くが、
幸いに彼も家もなんとか無事だった

散歩はいつも犬が先にドアから出る
夜は妻が散歩に連れていく
犬に引きずられて歩く妻。なんと美しい光景よ
けれど時々振り返っては
妻がちゃんとついて来ているかどうか確かめる

夜は老夫婦は早くベッドに入る
犬はボールでひとしきり遊んだあと、
部屋の隅にある自分のベッドに寝るのだが
私たちのベッドに上り、真ん中に寝る事もある
私は犬の頭を撫でる

時々犬から見つめられている感じがして目が覚める
するとやはりそこに座って私を見つめている犬がいる
手を伸ばして彼を撫でる
彼はため息をつくことがあった

なぜかわかる

犬が夜目が覚めるのは
闇が、犬生が、その他もろもろのことが恐いからだ
そんな時私がそばにいてよかったと思ってくれているのが嬉しい

犬は今はいないけれど、
私たち夫婦の真ん中に寝ているような気がする夜がある

彼が私を見つめているような気がする夜もある
彼を撫でようと手を伸ばすが、
彼はいない。
ああ。。そうじゃなければいいのに


犬のボーについて以下の記事が見られる

アリゾナで撮影中、スチュワートは
獣医からボーが不治の病に倒れたという電話を受け取った。
妻は夫から安楽死の許可をもらうために獣医に電話をかけさせたのである。

スチュワートは断り、自分が戻るまで生かしてくれ、すぐに行くからと言った。

スチュワートは2,3日休みをもらい、ボーと過ごし、
その後獣医に安楽死の許可を出した。

ボーが逝った後、涙をぬぐうために
車の中で10分ほど座わらなければならなかったという。

後年スチュワートは語る。

「ボーが逝ってからもベッドに彼がいるのを感じる夜が何度もあった。
頭を撫でる感じも全部リアルなんだ。
あまりにも現実的なので、詩を書いたのだけれど、
そうすると、もうボーはそこにはいないんだと気づかせられて本当に辛い」
.




司会者も一緒に目をうるませています。
私も。。。




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ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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