私に何の関係があるというのだ 

What's That Got To Do With Me? イギリスの動物福祉

動物保護活動の基礎的理念

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RSPCA Young Photographer Awards 2011: Will Nicholl (16 years old)


イギリスの動物愛護の歴史

 最も重要なことであるが、動物保護の歴史を見れば、それが社会の変化、政治、文化
そして経済と切り離して考えることはできないということである。
国によって歴史的見地が違うかもしれないが、
イギリスは動物保護に関しては一番長い歴史があり、
その動きはヨーロッパや北米の動きの歴史と並行している。


動物に対する人間の態度

 1500年から1800年にかけてのイギリス人の伝統的な動物に対する考えは
「世界は人間のために存在しており、他の種はすべて人間の従属な存在である。
ゆえに好きなようにしてよい」というものであった。
しかし動物と人間の生活は密着しており、
たとえばペットを飼うことが一般的になったのは1700年代という早い時期である。

18世紀のジェレミー・ベンサムの有名な言葉がある。
“問題は「動物が理性的であるか。話すことができるのか」ではなく、
「彼らは苦しむのか」なのである。”  これが動物保護活動の基礎的理念となる。

同時期多くの作家や詩人が動物に同情をよせ、虐待に関して批判をするようになった。
人間と動物の関係は、農地改革、経済成長、政治により変化を見せ始める。

19世紀のイギリス産業革命により、生活は都市化し、自然世界に対する意識が変わってきた。
人々は動物に接する機会が少なくなり、労働力としての動物に依存することも減ってきた。
そこでペットとしての動物との関係が深まるのである。
19世紀までにはペットを家で飼うことはイギリス人にとって普通のことになった。
動物の位置が以前より上がったということであろう。

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