マイクロチップや首輪なしの犬にハッピーエンドはほぼない

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Cambodia


ペットの飼い主が恐れる「私の犬にはこんなことは起こって欲しくない」事件は
実際は頻繁に起こっている。 今回お話するフロガ―のケースは非常に幸運な例である。

ラッシュアワーの夕暮れ時、6か月の黒ラブ仔犬が道路に飛び出したが、
反対側に渡る事はできなかった。車に轢かれたのである。
通りかかりのドライバーが車を止め、犬を近くの
ファー・ヒルズ・アニマル・クリニックに連れていった。
骨盤をひどく破損していた。

飼い主に連絡しようにも、マイクロチップも首輪も何も彼の身元を示すものは何もない。
警察、ヒューマン・ソサエティ、アニマル・リソースセンター、近所の人たちなど
あちこち問い合わせしたが、誰も飼い主を特定することができなかった。

飼い主がいないことで、犬の所有者は施設のスタッフに移り、犬はフロガ―と名付けられた。

骨盤骨折の治療費は非常に高い。
フロガ―の最初の治療費はアニマル・クリニックの特別患者預金で賄い、
残りの治療費をどこからか探さなければならなかった。
新しい飼い主がソーシャル・メディアで寄付を募んだところ、多くの人が協力してくれた。
フロガ―は多くの人の善意に救われ、見事な回復をみせた。

フロガ―のストーリーで私たちは多くの事を学ぶことができる。

犬は逃げる。アクセスがあれば外に出る。
意図しなくとも出てしまうことがある。
それを念頭に置き、逃げないように、塀をしっかり整える。
ドアを必ず閉める。万が一逃げた場合でも、
脱出成功させないように二重、三重に防御しておく。
飼い主の責任である。

そしてこれはとても大切なことであるが、できるだけ多くのタグ、
身元が分かるもの(名札やマイクロチップ)をつける。
これなしで外に出すのはもう戻ってくるなという事である。

いなくなったと判明したら地元の警察や保健所などの機関に速やかに連絡する。
犬が逃げてしまう話は枚挙にいとまがない。
フロガ―は順調に回復しただけでなく、多くの人が彼を助けるために手を差し伸べ、
新しい飼い主までも見つかった。
これは本当に幸運としか言いようがない。


Loose, unidentified pet ends up with rare happy ending



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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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