追いついてください、追い越してください DAY 1

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出席者はdelegates と呼ばれ、(使節団、派遣団)、
動物福祉発展途上国で動物シェルターを運営している人たちが、
イギリスの動物福祉を勉強しにやってくるという図式です。

しかし運営者は必ずしもその国の人たちではありません。
たとえば、今回の出席者は、中国代表はカナダ人と中国人、
台湾でサンクチュアリーを運営しているのはイギリス人、
キプロスで猫と犬を保護してドイツに送っているのはイギリス人でした。
あとはインド、ナイジェリア、フィンランド、ハンガリー、ルーマニア、
そしてイギリス在住の日本人のワタシなどなど。


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Day 1

月曜日、使節団は滞在先のホテルからドッグ・トラスト・リホーミングセンターの一つである
ロンドン郊外のヘアフィールド・センターへ移動。

部長からドッグ・トラスト・インターナショナルの活動の説明。
スタンダード・オペレーション・システム(SOP)の設定と実施がどれだけ大切かを説く。

普段はフル稼働の動物救急車を特別見学。

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午後は教育チームが教育プログラムの作成、開発そして適用を説明。
イギリス国内の小学校、中学校を教育訪問をする。
教材はドッグ・トラストのホームページからダウンロードできるそうです。

次はセンター・マネージャーによる設備見学。
まずドッグ・トラストの敷地内に足を踏み入れたその時から
ポジティブ、フレンドリーなシャワーの雨。
明るい黄色いロゴが建物のあちこちに燦然と輝いています。
犬を見せる工夫も素晴らしく、だれでもいつでも犬たちを見ることができます。
(譲渡できる人に慣れている犬のみ)
檻ではなく、ガラス張り。犬の臭い穴を設けて、
犬を安心させる工夫も忘れません。

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後ろに同じ大きさの運動、トイレ場所があり、犬たちが自由に行き来できるようになっています。
コントラスト効果でそれぞれの魅力が引き出せるよう2匹でペアを組ませます。

建物の内外を使って犬の日々の生活や環境を念入りに考慮した工夫もなされています。
外には草、コンクリート、砂の3種類の敷地を用意し、
塀の高さや形も犬の社会性を促進するように作られているのです。

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本日の最後はインターナショナル・キャットケアから猫の専門家を招いてTNRの説明。

そしてセンター・マネージャーの締めくくり

「2013年のイギリスの犬の殺戮処分数は7800匹です。
その数もまだまだ多いと思いますが、
昔はやはり他の国にようにとても多かった。
ここはユートピアです。私たちもここまで来るのに150年かかりました。
追いついてください。追い越してください」

センターの焦点はいつもどこでも何があってもポジティブ。
これは本当に素晴らしいインスピレーションでした。

イギリスが誇るスタンダード・オペレーション・システムについてはまた後日詳しく




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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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