動物たちの命が滑り落ちていくのを見ればよい

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オリジナル・ソースがわかりませんが、
アメリカの犬猫収容所(レスキュー・センターではありません)所長からのメッセージです。
アメリカだけではなく、全世界へのメッセージとしてご紹介させてください。


シェルター内部の状況をあなたがたにお知らせし、
社会がどれだけ大きな目覚まし時計が必要か考えていただきたいと思う。

まず最初に言いたいことは、
ペットを放棄した人たちはシェルターの中に一日いて、
悲しく混乱している動物たちの命が滑り落ちていくのを見ればよいのである。

シェルター・システムに入ると、90%の犬はもはや歩いて表玄関を出ることはない。
裏から出るだけである。純血種だとしても同じだ。
飼育放棄でシェルターにつれてこられる犬、野良犬の25%は純血種である。

もっとも多い言い訳は

「引越しするのでペットを連れていけない」
本当ですか?新しい家はペットはだめなのですか?

あるいは
「犬が思ったより大きかった」
本当ですか?ジャーマン・シェパードがどのくらいの大きさだと思っていたのですか?

「世話をする時間がない」 
本当ですか?私は一日10時間から12時間働いていますが,
まだ6匹の犬の世話をすることができますよ。

「このペットの新しい家をみつけるのはストレスだ。
あなたたちだと里親を見つけてくれるとわかっている。このこは良い子だから」

新しい飼い主が見つかる可能性は低い。
あなたの探すストレスは、ペットが味わうストレスに比較して何だと言うのですか。

あなたが今連れてきたペットは72時間しか時間はない。
シェルターが混んでなければ、もう少し長くいられるかもしれない。
しかし健康な犬猫に限る。くしゃみをすれば、すぐ殺戮処分。

あなたのペットは小さい混み合った檻の中で、
他の動物たちの吠え声や鳴き声を聞きながら過ごす。
食べる場所、寝る場所と糞尿は同じ場所である。

恐怖と混乱の中で、あなたを呼び続ける
もしボランティアがいれば、散歩に連れていってもらえるかもしれない。
もしいなければ、えさを檻の下に突っ込まれるだけで、
あとはホースで消毒液をまく人間と接するだけ。

もしあなたの犬が怖い種類の犬だったら(ピット・ブル、ロットワイヤー、マスティフなど)
あなたがシェルターを出たとたん、殺戮処分室へ連れていかれる。

もしあなたの猫が怖がりで、人懐っこくもなければ、あるいは風邪をひいていれば
(ほとんどの猫がそうである)すぐ処分される。

どんなに可愛くてもどんなに行儀がよくても、72時間以内に見つからなければ、
シェルターはすぐ満杯になり、処分される。譲渡などほとんどない。

可愛がられてきた犬でもたいていは一週間で攻撃的になる。
性格の優しい犬でもこの状況下では歯をむくようになる。

あなたのペットが幸運にもいろいろな難関を通りぬけたとしても、
ケンネル咳や気管支炎を起こしたらまたそこで殺戮処分の対象になる。
シェルターは殺戮一匹一匹につき料金が入ることになっているので、
獣医に見せてお金を使うよりは、安楽死料金の収入を得たほうがよいに決まっている。

さてここで誰も見たことのない完璧に健康な動物を殺戮処分する麻酔の話をしよう。

あなたのペットはリードをつけられ、犬舎の外へ連れ出される。
いつもそうだが、散歩に連れていってもらえると思って嬉しそうに尻尾をふる。
「部屋」につれていかれるまでは。

そこで部屋に入るのを全力で抵抗する。死の匂いがするに違いない。
そこに残っている悲しい魂を感じるに違いない。
奇妙だが、本当に一匹残らずそうなるのだ。

あなたの猫や犬はシェルターのスタッフ一人か二人がかりで押さえつけられる。
スタッフの数は動物の大きさや怖がり方によって違う。
そして麻酔係は(獣医ではない)動物の前足の血管を捜し、
ピンクと呼ばれる薬を致死量投入する。

まずペットは押さえつけられたりひっぱられたりしたため、パニックになる。
足から針が飛び出して血だらけになり、
耳をつんざくような叫び声とともに暴れまわったのを何度も見たことがある。

あなたが想像しているように眠るように逝くことはない。痙攣する。あえぎ、糞尿する。

よろしいか。シェルターは従業員に給料を払わなければならない。
取締役というのもあって彼らも給料が必要である。
結果的に、経費節減を余儀なくされ、
致死量の麻酔薬を打つ前にトランキライザーを与える金など捻出できないのだ。
致死量の薬を直接血管に打ち込み、死ぬまで苦しませるだけである。

ビジネスの利益を考えなければ、もっと人道的に処分することが可能だ。
ライセンスをもった獣医を雇い、動物たちの意識をリラックスさせた上で
殺戮処分にいたらせることができる。しかしこれには金が必要である。

収容所は動物にとって正しいことをやる事が目的ではなく、
自分たちに都合の良い事をやっているだけだ。
そうすれば金を作り続けることができるからね。

最後にあなたのペットの死体は他の動物たちと一緒に冷凍庫に詰まれ、ゴミ収集を待つ。
そして次は?火葬されるのか?ゴミとして処理されるのか?ペットフードになるのか?
学校の実験に使われるのか?

あなたは決してわからないであろ。頭によぎることさえないだろう。
結局たかが動物のことであり、代わりはいつだって買える。そうでしょ?

まだ鼓動する心臓を持ち合わせ、この記事を読んで涙があふれ、
写真が頭から離れない人たちがいてくれることを望む。
私はこれを毎日やっているのだ。自分の仕事を憎んでいる。
こういうことが存在していることを憎む。
そしてあなた方が何とかして変えようと、
子供たちや一般の人たちに教育していこうとしない限り
これは永遠に続くということを憎む。

調べてみてください。
ペットを飼う前にあなたが関わろうとしている世界がどういうものなのか
正確に把握してください。繁殖もやめてください。
動物は使い捨てではない。しかし今はそうなっているじゃないですか。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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