究極には動物保護の実現は民衆にかかっている

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動物虐待の国ワースト10を見ていたのですが、
(日本も入っていました。。。)
やはり動物に優しい国を挙げることのほうが意義があると思いまして
少々古いですが、2011年のアメリカのCNN NEWSの記事をご紹介します。


動物に優しい国々

合衆国では実に多くのチンパンジーが実験に使われている。
大型類人猿を使用するのは先進国のみだ。
手術をし、薬漬けにし、ばい菌の蔓延する孤独房に入れられる動物たち。
すべて合法である。どんなに残酷であろうと、理不尽であろうと、
合衆国の動物福祉法では禁止する力はない。
ただ頭数や管理基準を規制しているのみである。

全体として、合衆国の動物福祉法はゆるい。
動物実験の95%を占めているねずみ、鳥はカバーされていない。
冷血動物も範囲外である。馬や畜産動物は生体医療用のみ適用され、
ペット・ショップ、フェスティバル、見世物、ロデオ、農業展示物も勝手放題だ。

合衆国はある意味においては世界のリーダーである。
しかし動物の保護法に関しては、先進諸国は他に一杯ある。

さて、世界のどの国が人道的に動物を扱うのだろう。
動物の種や項目によって違うが、EU諸国がなかなかよくやっているようだ。

かつては闘牛の国であったスペインは
2008年チンパンジー、ゴリラ、オラウータンの動物実験を
他のどの国より先駆けて廃止した。

バレアレス諸島、イギリス、日本、オーストラリア、ニュージーランド、
オランダ、スウェーデン、ベルギー、オーストリアも大型類似猿実験は禁止となった。

特にオーストリアはEUの中でも動物虐待法に関して一番厳しい国である。
子犬や子猫をペット・ショップで販売するのは禁止。
サーカスでのトラやライオンも禁止、犬の耳を切ったり、首に食い込む首輪、
電線が通った塀も禁止。鎖で自由を奪うのも違法である。

2004年の法律が通過したときにチャンセラー Schuessel 氏は宣言した。

「オーストリアは世界のパイオニアになる。
この新しい法律は動物を守る世界最高水準のレベルとなるであろう」

スウェーデン、エストニア、ノルウェー、フィンランド、アイスランド、
オランダ、スイスなどは犬の耳や尻尾を切る行為を禁止している。
オランダは狐やチンチラの毛皮農場を違法にし、
ベジタリアンには生命保険割引料金を適用している。
また毛皮や革を使用する衣料商品には
「動物を使用している」と明示する法律にもEUは同意している。

EU諸国のうちフォアグラの生産を禁止しているのは14カ国になる。
(合衆国では2012年カリフォルニアで禁止になる予定である)
1990年よりイギリスでは子牛のクレート檻は禁止され、
ほかのEU諸国も鳥のケージ、子牛やサロゲート動物の
クレートも禁止する法律を適用した。
しかしこれらはすべて合衆国ではまだ合法である。

2004年、イタリアのレジオエミリア地方において
生きたままロブスターをゆでたり、金魚鉢に金魚をいれたりすることを
違法とする法案を通過させた。
遊園地で金魚やひよこやウサギを賞品として客に出すことはできない。
つがいで生活することが自然な鳥たちはつがいとして飼う。
鳥の繁殖に関しても厳しいガイドラインが設けられている。

動物福祉に関しての世界的な展望としては進化していると言える。
中国は史上初の動物保護法のドラフトを作った。
インドでは1960年の動物虐待防止法に
闘牛やブル・レースなどを禁止するよう環境省が加えた。

まだまだ世界規模では遥かな道のりではあるが、
飛躍的な進歩を遂げている国々も増えてきている。

究極には動物保護の実現は民衆にかかっている。

アメリカ人は動物実験の廃止を声高に叫び、
「月曜日の肉なしの日」を訴え、
不妊去勢手術の法的義務を施行するよう政治家にコンタクトを取る。
この国において動物を保護することが大切なことであると
衆知すべくいろいろな方法を考える。
そうすれば強い動物保護法はそれについてくるのである。

いつかやってくる人間と類人猿と他の動物が平和に共存する日のために。


Heather Moore

Which is the safest country for animals


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ノーマンテイラー邦子






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Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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