気にするな、たかが動物じゃないか

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畜産業の残酷さは多種多様である。動物をレタスのように扱うだけでなく、
環境も肉を食べる人間も害を受ける。
貪欲で短絡的な土地利用政策のため経済も打撃を受ける。

自然に対して畜産業が犯す罪を以下6つ。

1. 貪欲が動機の倍々数

動物たちにとって理論的には不運な日はたった一日のみのはずである(屠殺の日)
しかし産業の効率のために生まれてから死ぬまで苦しみの日々は続く。

チキンは糞便にまみれた詰め収容所で生後二週目にくちばしを切断される。
意識があるのに、熱く熱したナイフで切断されるのは
痛烈な痛みとショックと出血そして恐怖を味わう。同じような運命が豚にも襲いかかる。
互いの尻尾を噛まないように痛み止めなしにペンチで尻尾を切断する。
これはテール・ドッキングという効率を優先する人間の考えた方法である。

牛も同様である。衛生面の理由とミルクの質をよくするために
尻尾と角の芽を痛み止めなしに切断する。鳥や羊も皮や爪などはがされる。
もし私たちのペットが獣医で痛み止めなしでこのような扱いを受けたら、
ライセンスを剥奪され牢獄に入るであろう。

2.  成長ホルモン使用の犯罪

早く成長させるため化学物質を注入する。
成長ホルモンを注射されている工場生産の肉用ターキーは歩くことができず、
飛ぶことも、卵を産むこともできない。

チキンもメタボリック・システムが破壊され、突然死が起こる。
豚も成長ホルモンによるダメージがあまりにもひどく、動けなくなり、
倒れても立ち上がることもできない。このホルモンは空気も汚染する。
牛への成長ホルモンも歩行を困難にし、短命にし、
屠殺場に連れてこられた時の脆弱性は極まりない。

3.海に対する犯罪
 
自然界のサーモンは成魚になるのに3年かかる。
しかし人工飼育サーモンは18ヶ月で大きくなる。
政府や業者は自然の魚と変わらないというが腐敗や感染、
グルコースやインシュリンのレベルの低下が見られる。
泳ぐ生き物を尻尾が重なるような狭い場所に18ヶ月押し込めることは
金のためなら許されることなのか。
チリやノルウェーのサーモン養殖場で多量のサーモンを殺した海しらみを
天然の海に垂れ流すことが倫理的に間違っていないのか。

4. クローン動物を作る罪

クローンで作った90%の子供は死ぬ。
生きのびても大きさが異常であり、内臓器が不十分であり、
呼吸問題や循環器、メタボリズムの変調をきたす。
子牛や子羊に発現する問題があまりにも多く、
ラージオフスプリング・シンドロームと呼ばれる。

オメガ3を含んだクローン豚を作ることに成功した
ハーバード医科大学が得意そうに言う。
「ダイエットを変えることなく必要なものを摂取できるのですよ。
動物ってすごいですね」と

5. 子牛たちへの子羊たちへの罪

オスの子牛は乳産業からみると不必要な産物である。
なので屠殺場にそのまま直行。
長旅でくたくたになった子牛たちは目的地についても
12から18時間は食べ物も与えられず放置される。
生後すぐ母牛から離され、脱水状態になっているのに。
「脱水と飢餓で死んだ子牛たちを運び出すことが
どれほど心臓が引き裂かれることか」と獣医は語る。
すぐ屠殺場に運ばれなかった子牛たちは
少し大きいサイズになるまでキープされるが、
後ろも振り返れないような狭いクレートに押し込められる。

バカな動物はどうせ自分たちに起こっていることなどわからないし、
上等な感情もないからいいと思っているかもしれないが、
子牛をとりあげられ、必死で追いかける母牛の様子が
隠しカメラに映されている。
母牛の鳴き声があまりにもひどいので、
近所の人は警察を呼ぶこともある。
子牛はへその緒がついたまま一匹40ドルで売られる。
子牛たちも愛を失ったことがわかるのだ。
母から離され、食べ物も与えられず、マーケットに来る。
私の皮のジャケットに鼻をつっこむとレポーターは語る。

6 ヒヨコたちへの罪

オスの子牛のように、オスのヒヨコも不要である。
毛をむしりとられたひどい様子の雌鶏の様子は時々報道されるが、
不要なオスのヒヨコの運命をだれも知らない。
実は生きたまま挽かれるのである。

「2億万羽のオスのヒヨコをくれと言われたら喜んで無料でやるよ。
欲しがるマーケットなどどこにもないからさ。
残酷?気にするなよ。たかが動物じゃないか」
と従事者は語る。

6 Crimes Against Natureより抜粋


武本省三先生のホーム・ページから上記に関する内容の記事がありますので
ご紹介いたします。

 人類史上、今日ほど大量の生き物が犠牲にされている時代はない。
工場のような工程でにわとりが飼育され、やがて死体となって食肉業者のもとへ送られていく。
鶏、豚、仔牛、うさぎ、羊、七面鳥、きじ、あひる、がちょう、あげていったらキリがない。
こうした生きものが大食の祭壇に捧げられているのが現実なのである。

 肉には野菜を、ということで野菜や果物を大量に生産することにも危険が伴っている。
そのために使用する化学薬品が生命体系を破壊しつつあるからである。
小動物や昆虫が殺虫剤で毒を浴びている。
そうした成分がめぐりめぐってどれほど人体に入ってくるかは計り知れないのである。

 屠殺場は死を予期した動物の恐怖の鳴き声と血で、まさに地獄絵の様相を呈している。
一撃をくらって脳天を割られ、首を落とされると、
あっと言う間もなく胴体が釣り下げられ、やがて手足がバラバラにされてしまう。
駆けまわっていたあのけなげな生き物が見る影もなくなっている。
 それが急速冷凍される。それが何か月あるいは何年かして冷凍庫から引き出され、
のこぎりで切りきざまれて食肉店へまわされる。
 
赤身が鮮やかなのは染料が注入されているからである。風味は調味料で取り戻される。
繊維を柔らかくするためにさらに別の化学薬品が使用される。
かくして見た目には血のしたたるような柔らかい赤身のステーキができ上がる。
 
私は、霊的に成熟した人間は
自然に食べものについての正しい認識が芽生えるものと確信している。
そして成熟したスピリチュアリストは最後は植物食を中心とし、
しかも人工を加えない自然な食品を選ぶようになるに相違ないと信じている。
 
成熟した人間には美食は見るのもいやなものである。
物質文明最大の汚辱である。文明人は現在のようなぜいたくな食習慣を恥じるべきである。

  M.H.テスター『現代人の処方箋』(近藤千雄訳)
    潮文社、1988、p. 121

     *****


 食習慣が変わり、動物を血祭りに上げることを止めることによって、
霊的自覚の水準が高まりはじめるであろう。
そして西洋文明諸国の食事が質素になれば、世界の食料事情も良くなることであろう。
 
大食については弁護すべき要素は何一つない。許されてよい理由は一つとして見出せない。
大食の習慣がなくなることによって、餓死する可能性のある何百万もの人が生命を救われる。
自分は美食を食らいながら飢餓国へお金を寄付するなどという行為は、
人間の尊厳を侮辱するものである。
 
われわれは何とかして食習慣を改める必要性を世界へ向けて訴えないといけない。
“罪”という用語は少し古くさくなってきたが、この大食に関するかぎりはピッタリである。
 大食はまさに“死に至る罪”である。

  M.H.テスター『現代人の処方箋』(近藤千雄訳)
    潮文社、1988、pp. 124-125



公益社団法人・日本愛玩動物協会様の機関誌「withPETs」5月号に記事を掲載させていただきました。

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私は現代のロンドンのペット事情をⅠページご紹介させていただいておりますが、
その他、欧米と日本の動物愛護活動の歴史現状、
そして実際動物のボランティア活動をなさっていらっしゃる方々のお話など盛りだくさんの内容です。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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