犬や猫がレスキュー・センターから貰われていく世を見たい

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イギリスではこの20年で犬猫の生体販売を行っているペットショップは
ほぼ見られなくなりました。
いるのは魚、ウサギ、鳥 ネズミ(誰が買うのかわかりませんが)などです。

イギリスの最大ペット・ショップ・チェーンであるペット・アット・ホームは、
ストア・カード保持者が商品を購入すると
自動的に何パーセントかの寄付が動物愛護団体にいくような仕組みを作り、
何万ポンド何十万ポンドの寄付金を動物チャリティ団体にもたらしています。

さてこの2点を前置きとして、今回新聞紙上をにぎわしている
「イギリスの大手動物チャリティ団体がペット・ストアに動物を売却?」
というニュースをお届けします。

犬猫をペット・ショップで売らないように何年も必死のキャンペーンを行い、
現在の状況を勝ち取ってきたのに、RSPCAやバタシー・ホームなどのチャリティ団体が
今度ペット・アット・ホームとパートナー・シップを組み、
猫も含む小動物が店内で展示され、里親譲渡をするようになった。
RSPCAとバタシー・ホームはすでにペット・ショップにリホームセンターを開き、 
最近ではキャット・プロテクションが新しいパートナーとして加わり、
バークシャーのペット・アット・ホームにチャリティの規定に従って猫を展示することになった。
購入者は猫を選び、里親費を払い、翌日引き取りにくる。
これが成功したらもう4店増やすつもりである。
 
小動物獣医師協会の前会長のマイク・ジェソップ氏の談

「ペット・ショップで動物を販売するという案は非常にばかげている。
動物福祉団体が犬猫をペット・ショップからなくすためにどれだけ闘ってきたか。
その結果我々はもう子犬や子猫をペットショップで見ることはないではないか。
これは大いなる後退である。さらに購買者は熟考なしに購入するようになるだろう。
子猫がケージの中に閉じ込められ、ディプレッションを誘発するストレスな環境も非常に憂う」
 
キャット・プロテクションの無報酬のボランティア
8500人のインターネットのプライベート・フォラムも白熱している。
「小さい子供たちが子猫のケージの前で大声をあげたり叫んだりして
怖がっている子猫を想像すると、
やはり間違っている感じがする。無責任だ」という意見が多い。
 
キャット・プロテクションの弁

「今回の動きは猫を飼う人の責任をもっと広い範囲の人たちに
提示することができると期待しています。
猫たちは私たちのシェルターにいる時と同じ方法でケアされ、
客が衝動的に買わないように厳しく管理します」

ペット・アット・ホームの弁

「私たちは店の利益以前にペットの益を優先します。
今回のパートナー・シップでは私たちには何も収入は発生していません。
場所をチャリティに無償で貸し、彼らにとって大切なリホームができるように助けているのです」


RSPCAの広報の弁

「ペット・アット・ホームでリホームする動物たちは
チャリティの厳しい里親基準の手続きに基づいて行われています」

バタシーホームの広報の弁

「業界大手のペット・アット・ホームとコラボレーションができることを幸せに思っています。
レスキュー・センターから動物を引き取ろうなどと思ってもみなかった層の人たちにも
目を広げてもらえるからです」


賛否両論ですが、私は
この記事に対するイギリス人の以下のコメントに賛同です

「私たちが仔犬や子猫をペットショップで見たくなかった理由は
彼らが残酷な動物繁殖の犠牲であったからだ。
犬や猫がレスキュー・センターから貰われていく世を見たいのだ。
今回のコラボはまさにそれがおこわなわれているのではないか。
仔犬農場から買うのではなく、不妊去勢手術をした、虫下しをのませた安全な動物たちである。

素晴らしい、天才的な完璧な解決方法ではないか。
可愛らしい動物を欲しいと人は思う。
私たちはもちろんこの方法で可愛い動物たちを手に入れることができるのだ。しかも安全に。

仔犬農場の需要を絶ち、残酷な産業に退場してもらうことが私たちのゴールなら、
これが実際的で現実的な戦略である」


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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