新婚時代

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新しい犬がやってくる。最初の数週間はばたばたと過ぎる。
これはいわゆるハネムーン期間である。
次から次へと家の決まりごとを学ばなければならない犬は
右も左もわからないので、様子伺いのため、良い子の仮面をかぶっているからである。
この期間を過ぎると、たいていの犬は家のルールがどのくらい厳しいかをテストし始める。
かまってくれとうるさくしたり、おもちゃやご飯のことでわがままな振る舞いをしたりする。
そして飼い主の後をついてまわるようになる。これは依存症と呼ばれるものである。

飼い主は最初はまんざらでもないと思う。
犬が自分といつも一緒にいたいと思ってくれるのは嬉しい。
トイレにまでついてくるのでさえも微笑んでしまう。

しかし、外出するのが難しくなり、一分でも置いていけないということになるとどうであろう。
依存症の犬は唸ったり、吠えたりしがちだ。
留守番のときは物を壊したり、おしっこやウンチをまきちらかす。
飼い主がいないことに耐えられないからである。
その理由でバタシー・ホームに連れてこられた犬もいる。
大丈夫である。これは解決できる。

犬が十分な愛情、注意、安全を受け、 なおかつ依存しすぎないようにするための簡単なステップがある。

1. 最初の数週間はあなたにまとわりつかせないこと。
愛情をたっぷり与えてもよいが、それはあなたが決めた時間にすること。

2. ドアからドアへとついて歩くのをやめさせる。ドアを閉めて別々の空間にいさせるようにする。
依存性の強い犬は過去ずっと飼い主に触れていなければ不安になるという過去を持つ.

離れる練習をする。犬が落ち着く場所へ残し、噛むものやおもちゃを与えておく。
部屋を出るときも騒がず、静かに出ていく。一日中数回これを繰り返す。

この練習は非常に大切である。特に学校の休みが終わったときや、
あなたが犬のために仕事を休んだりした後の犬のショックははかりしれないものがある。

3.犬が本当に好きな玩具を与えなさい。
たいていの玩具は人間と一緒に遊んで初めて面白いものである。
犬だけで楽しめる玩具を探してみる。消毒した刺さらない骨。
ビスケットをつめたコング。アクティビティ・ボールやバスター・キューブ。
普段の日は隠しておいて留守番の時だけあげればありがたみが増す。

いろいろなことを試しても、一匹でいることができない犬はプロのアドバイスを速やかに受けること。

バタシー・ホームの「犬を引き取ってから」のガイドブック続きます。

我が家のレスキュー犬も最初は異常な依存症でした。
誰かにくっついていなければ生きていけない様子で、
これでは不便な犬生だろうなと同情しておりました。
いまだに強いですが、
薄皮をはがすように少しずつ回りの世界を見渡し始めているようです。
だんだん「犬」になってきているようで、里親冥利に尽きます。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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