あなたが決定することです

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Teaching Animal Rights

動物が人間の生活にどのように関わっているのか、どのように扱われているのか、
あるいは扱われるべきなのかに関して人々の目を開くための効果的な方法はやはり教育であろう。
特に子供には有効である。未踏の分野であり、
権威機関で教えるときはなんらかの条件が必要になるかもしれないが, 
今のところ特別な資格は要求されていない。

さてどうやってスタートするか?

もしあなたがすでに教師であれば、通常の授業に加えて、
動物の権利の科目を付け加えるように学校に提案する。
教師でない場合は教育機関のウエブサイトを研究してアプローチしたり、
動物保護団体にあなたができるサービスを知らせよう。

教師としてのあなたの役割は生徒に動物の権利に関する教材や客観的事実を供給し、
容易に理解できるよう手助けをする。どのように考えるかを教えるのではない。
しかし、年令により、従来の観念が本当にそうであるか検証する能力も培うよう指導する。
動物と人間の関係を見て、社会と個人によってどのように価値が違うか考えさせよう。
ディベートをし、反対の立場、賛成の立場から討論し、他に行動の選択肢はないかを話し合わせる。

ディスカッションの例

人間が動物を使用することによっておこる動物へのダメージ

人間のために動物を使用する人間の権利とは何か

種別主義とは何か。それから受ける恩恵は?公正なのものなのか

どんな言葉を使って動物を使用する弁明をしているのか

人間が動物を使用するのにどんな道徳的な理由をもってこようとするのか

権利とは何か

自然とは何か?そして動物は自然に生きる権利を持つべきか

動物は人間の進化や得のために苦しまなければならないのか


動物の権利を教えることへの批判

子供たちに動物の権利を教えることには批判がある。

間違った情報を与えたり、将来何らかの主義者になる恐れがあると危惧する人たちがいる。

若い心を混乱させる。たとえば肉を食べる子供より菜食主義者の子供のほうが環境を考え、
モラルに長けているといった概念を植えつける危険性がある。
ティーンエージャーに向けてセレブを使って意味のない感情的なアピールをしているのではないか。
あういはひとつの面だけスポットライトを与え、
バイオメディカルリサーチのような有益な面はあえて言わないようにしているのではないか、などなど。
どんなに公平に講義をしようと必ずネガティブな事が待ち受けている可能性も考慮しておくこと。

教授法

生徒の年令やスケジュールによりいろいろな方法が考えられる。
講義の後にビデオそしてディベートといったように、あれこれ組み合わせてやると効果的である。

★講義

生徒からの反応を見ることが少々難しいが、これは後の質疑応答のときにできる。

★討論

クラスを二つに分ける。ひとつは毛皮や動物実験といった動物使用の肯定組。
もうひとつのグループは反対組にして討議する。活発に討議がなされるようリードする。

★ディスカッション

ひとつのトピックについてディスカッションをさせる。
動物園に諭して何を得ることができるのか。ビーガンの問題とその解決法は?
全員を積極的に参加させ、コミュニケーション・スキルを磨くように指導する。

★グループ・ワーク

クラスをいくつかのグループに分け、たとえば国際動物取引協定、
水族館は何をするかなど各グループでテーマを選び、深く掘り下げていく。
そしてクラス全体で共有し、自分たちの頭で考えていくよう指導していく。

★質疑応答

生徒に質問し、考えさせて答えさせる。彼らの知識の深さを測る。トークのあとが効果的である。

★ビデオ

上に上げたメソッドを組み合わせてビデオを使うと良い。
視認できるもののほうが記憶に残りやすいので、
生徒たちはおそらく話したことは忘れても見たものは覚えているだろう。

★印刷物

生徒が後でも見れるように印刷物も用意しておく。
ファクトシート、インフォメーションブックレット,ポスターなど。
ポスターがあれば、生徒は友人たちにも後ほどうまく説明できる。

授業の邪魔をする生徒たち


いつもそうとは限らない事を祈るが、反対の立場の人からはかなりヒートアップした反応が来る。
中には非常に批判的な人がいて敵対視し、授業を妨害するというような事態も起こる。
その時はどうするか。冷静に、敬意を持って関わって行く事も授業の一環として準備しておくべきである。

動物の権利を数年にわたって教えてきた教師であるJulie Andrzejewskiは彼女の授業のルールを事前に伝えておく。

「私は現在世界で捉えられている動物に関しての視点を変えるべく教材やアイデアを提供します。
もしかしてあなたの現在の考えやライフスタイルをおびやかすものかもしれません。
私の言う事を信じなさいと強要するわけではありませんし、あなたが決定することです。
私が暮らすでお願いすることは、クラスの規律を尊重し積極的に参加してくださいということです。
もし動揺したりすることがあれば私に個人的に教えてください。
一緒に少しずつステップを踏んでやっていきましょう」

教材とトレーニング

多くのチャリティ団体は無料で教材を提供している。
また無料で講師を派遣したり、オンライン・レッスン、DVDやビデオも貸与してくれるところもある。
(しかしビデオやDVDの中には子供には適当でないものもあるので、注意するように)

現在のところフルタイムで教師養成のために勉強できるところはない。
動物の権利に関しての意識が高くなれば、将来可能になるかもしれない。
そうは言っても、アメリカの法律の学校では動物法を勉強できるところがあり、
少数ではあるが、いくつかの大学では動物倫理のコースを設けているところもある。


How To do Animal Rights

動物の権利の問題を教えていくこは
「啓蒙する」のではなく、「自分の頭で考え、決定する」ように教育していくことなのですね。
子供だけでなく、大人も。

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Re: ディスカッション

コメントありがとうございます。

動物福祉問題でいつも突き当たるのが、国民性の違い、文化の違いという壁です。
ディスカッションやディベートをどんどん行っていただき
その「壁」を少し越えて物事を見ることができれば、こんな考え方があったのだ、
ああいう風に考えることができるのだと視野が広がると思います。
これは欧米の人たちにも言えることですが。
プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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