It is as simple as that

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ロンドンの高級デパート、セルフリッジではフォアグラ販売は禁止されている。
しかし客に秘密のコードを渡してこっそりフォアグラを売りさばいていた男がいた。

Jack O'Shea は禁止されているガチョウの肝臓を売っているところを隠しカメラにとられ、
有名高級デパート内に構えていた店を閉じなければならなくなった。

「フレンチ・フィレをくれ」が合言葉だった。
それを注文する顧客にパリから仕入れてきた795グラムのフォアグラを
39ポンド40で売っていたところをカメラにとらえられ、公表されたのである。

それを受けたセルフリッジは2008年11月からデパート内で店を開き
20万人以上の顧客と取引したO'Shea と契約を打ち切ると発表した。

ガチョウの口をこじあけ、強制的に餌を詰め込み、肝臓を肥大させるフォアグラは
イギリスでの生産は禁止されているが、
ハロッズやフォーナムメイソンなどの店では販売はされている。
しかしセルフリッジは2009年、ジェームズボンド役のロジャー・ムーアによる
懸命なキャンペーンにより販売禁止の運びとなった。

セルフリッジのフード・コートの部長は語る。

「O'Sheaと決別するのは残念なことであるが、
会社の規則を破る者はだれでも私たち共にビジネスをやっていくことはできません。
いたって簡単なことです」

O'Shea は英国では有名な肉屋でロンドンの高級レストランやシェフに
質の高い肉を供給している。

しかし特別な顧客にカウンターの下でこっそりフォアグラを売っていたところを
変装した記者がビデオにとり、イーブニング・スタンダード紙上で暴露したのである。

映像が暴露されたとき、クリスマスイブであった。
店から連れ出される時は非常に反抗的であった。
セルフリッジから出てきた彼は記者に向かっていった。

「ビジネスは失くなるが、ぜんぜんかまわん。
ガチョウに餌をつめこむのは私にギネスビールをつぎ込んでいるのと同じだ」

セルフリッジは.健康と安全規定に照らしあわせて、
契約を終結し、永久に復活はないとした。
「生肉と調理肉が混じり細菌を発生させるリスク。ラベルや賞味期限の問題。
食品の取り扱い基準や店の規制に反した」というのが理由の一部。

セルフリッジのフォアグラ禁止に心血を注いできたキャンペイナーたちは、
O'Shea を許せない裏切り者だと非難している。


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MAIL ONLINE

新聞記者が隠しカメラをしかけたのは動物愛護精神からではなく
部数を上げるためでしょうが、良いことです。セルフリッジの決断も
世論的に妥当なものでしょう
イギリスは規則を遵守しているかどうか、がちがちに見張っていませんが、
それをいいことにその信頼を裏切ると大変な結末が待っています。



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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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