王室御用達-ビクトリア女王

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At Kingston-Upon-Thames

SPCAに運命の女神微笑む - RSPCAの歴史 (続き)
 
協会はだんだん力をつけていき、メンバーも少しずつ増えていったが、
運命の女神が微笑み始めてきたのは 1835年7月4日付けの手紙が
ケンジントン宮殿から届いた時だった。

「動物虐待を阻止する協会SPCAにロイヤルの冠をいただきたいという貴殿の依頼に応え、
ビクトリア王女が喜んでパトロンになることを承諾されました。」

2年以内に王女はビクトリア女王となり
協会の活動がスムーズに行くよう勇気づけ、力を貸してくれた。
協会の名称に非常に重要な意味を持つ「ロイヤル」をつけることを許可しただけでなく、
女王自身がスケッチした猫の絵を入れたクイーン・メダルの作製の許可も与えた。

それ以来今日に至るまでRSPCAはイギリス王室と深い関わりを持つようになる。
ダブリン、ウエイク・フィールド、プリマスなどに支所が次から次へと設立され、
海外にも多くの姉妹協会ができた。普通イギリスのまねなどしないような
ドイツ、フランス、オーストリア、ベルギー、オランダなども矢継ぎ早に設立していった。

多くの国が自国にも同じような機構を設立したいとRSPCAに直接依頼してきたが
たいていの場合RSPCAの方が行動は早かった。
公式なパイプを通して、外国の上層部にコンタクトをとり、
彼らの国の法律に動物福祉法を加えるように要請した。

またナポリやトゥーリンといった国のようにそこに居住していたイギリス人が指揮をとり、
協会を設立した場合も多々ある。

ミシガン大学法学部アニマル法律歴史センターサイトより抜粋

設立メンバーが国会議員だったこともありますが、
この歴史の部分にイギリス人の政治手腕を見ることができます。
王室にとりいり、「ロイヤル」の冠を抱き、協会自体に箔をつける。
上層部にパイプをつなぎ、やりとりはそこから。
人々の情に訴えるのではなく(時間がかかる)、法で律する

もうひとつ私の経験から付け加えさせていただければ

行動すばやい。ゆえに躓きも多いが、だめだと判断したら即、軌道修正。

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猫の好きだったビクトリア女王 写真グーグル・イメージより転載


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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