私に何の関係があるというのだ 

What's That Got To Do With Me? イギリスの動物福祉

He Is Priceless


私たちにとって何でもない日常のさまざまな事は
4歳の自閉症のフレイザーにとってはとても難しい事であった。
興奮し、泣きわめき、かんしゃくを起こす日々だったのだ。

そんな時猫のビリーがやってきた。
捨てられ、うろついているところをチャリティ団体が拾ってくれたのである。
ビリーの人生のスタートも辛いものであった。

しかしフレーザーとビリーは最初に会った瞬間から生涯の友達となった。
猫は少年を殻の中から引っ張り出してくれたのだ。
遊ぶ時も、寝る前のストリータイムも、ビリーはそばにいてフレイザーを安心させる。
フレイザーがフラストレーションを感じた時は、ビリーが一番最初に気づき、
抱っこせてくれ、心地よいごろごろ声で慰め、彼を落ち着かせる。

フレイザーの母、ルイーズは語る。

「フレイザーが庭で遊んでいる時は、ビリーはその近くにいます。
まるでフレーザーが大丈夫かどうか見守ってくれているようです。
フレイザーが動揺したらすぐどこからか出てきて、
頭をすりよせ、安心させてくれるのです。
最近、フレーザーの具合がとても悪くなったのですが、
ビリーは彼の膝の上に一日据わっていました。
動物は感覚が鋭いと言われますが、ビリーは誰よりも早く
フレーザーの具合を察知することができるのです。
おかしく聞こえるかもしれませんが、
ビリーはフレーザーの守護天使のように思えます。
彼らの関係は何か特別な感じですね」

フレーザーは両親が発達の遅れを気にして医者に連れて行った
18ヶ月の時自閉症と診断された。

「早い時期から何かおかしいと気づいていました。
いつも泣いていて私たちやどんなおもちゃにも反応しなかったのです。
セラビーを受けるようになり、両親に話しかけることや、
他の年齢の子供同様走り回ることもできるようになりました。
しかし日常のきまりきったことができず、かんしゃくをおこし泣きわめくのです。
毎日普通のことをして過ごすことがフレーザーにとっては大変なことなのです。

自閉症の子供は自分の狭い世界に閉じこもってしまうと人は言うけれど、
彼はとてもハッピーな少年なのです。
ただ、スイッチが落ちてしまうとフラストレーションがたまり、動揺してしまいます。
たとえばテレビで嫌いないキャラクターが出たり、無理やり風呂から出そうとすると、
そこからメルトダウンが始まるのです。

しかしビリーがキャット・プロテクション・シェルターから
12ヶ月前に現れて以来、フレーザーは変わったのです。
最初に対面したとき、猫はまっすぐフレーザーのところへ行きました。
フレーザーは床にひざまずき、ビリーはフレーザーの足にまとわりつき
ごろごろとのどを鳴らしました。
そしてフレーザーは次のように言ったのです。

“これは僕たちの猫だ。一緒に暮らそう”

ビリーは私たちの生活に幸福と静けさをもたらしてくれました、
この猫をもらうのにシェルターに30ポンド払いましたが、
彼の価値はお金に換算できません。


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