それでも尻尾を振る犬

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At Thames River


瀕死のホープに何が起こったのかをRSPCAは捜査中である。


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写真RSPCAより転載

衰弱のあまり、、歩くのも食べるのもままならない犬が発見され、
RSPCAは情報提供者を探している。
北サマセット支部に5月16日一人の男性が現れた。
ハンバーガーを売るトラックの近くのダンボール箱で犬を見つけたという。
ベンと名乗る男性は犬を見つけてすぐここに連れてきたとだけ言い、
それ以上の個人情報は残さなかった。

犬は24時間体制の動物医療病院へ運びこまれ手当てを受けることになる。

ホープと名づけられた犬は1歳か2歳で、衰弱のあまり自力で食べることもできない。
しかし、RSPCAの獣医チームの懸命の努力により少しずつ回復してきている。
点滴を2,3日受けたあと、首をやっともちあげることができるようになった。
横になって衰弱しているホープはそれでも尻尾を振ろうとする。

ホープを担当している獣医の話

「8年間、RSPCAのクリニックで働いてきて、放置や、
虐待を受けた動物たちには慣れています。
しかしこれだけやせていてまだ生きている犬を見たの初めてです。
この犬のサイズだと16キロはあるはずなのに、この犬は8キロしかありません」

ホープが最初にきた時は毛布で包み、その上から、バブルラップをしなければならなかった。
体温調節ができなかったのだ。点滴ははずれたけど、回復するにはまだまだである。
生命の危機を脱したら、リハビリを始める。
新しい家に譲渡されるまでの状態にするには何ヶ月もかかるであろう。

RSPCAのインスペクターは語る。

「このかわいそうな生き物は恐ろしい惨めな状態で発見された。
誰がやったかはわからないけど、ゴミのように捨てれば、
簡単に問題が片付くと思ったに違いない。
この件に関してどんな情報でもよい。RSPCAの虐待電話番号に連絡して欲しい。
責任者を必ず探し出す。
そしてこの人物のそばに同じような目にあっている動物がいないかどうかも
確認しなければならない」

2006年改訂された動物保護法の基、動物に不必要な苦しみを与えたものは
6ヶ月の禁固刑か2万ポンドの罰金が課せられる。

RSPCA

ホームページにはこんなになっても人間が寄ると、まだ尻尾を振ろうとするホープがいます。

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日本のブログでも二、三件ほどこれと同じような事件の記事がありました。
一つは土佐犬でした。
そこで初めて闘犬として土佐犬を育てる人たちは闘犬にふさわしそうなのを仔犬を一匹選び、その他は生き埋めにするとか、闘えなくなった犬は骨と皮になって愛護センターに持ち込まれるとか知りました。土佐犬は気が荒い(と思われている)ので、里親をみつけることは殆ど無理なので持ち込まれたら即処分になることが多いとも。
どうせ持ち込むなら、何故あんなに骨と皮にしてから持ち込むのだろう?とセンターのボランティアさんは嘆いておられました。
写真の「骨皮土佐犬」は優しそうな目をしていました。

泣いていても何にもならないとはわかっていても、泣かずにはいられないですよ…




もやもや

このもやもやはなんでしょう。
胸をかきむしりたいような・・。

BENと名乗っただけの男性は無関係なのでしょうか。

一瞬あまりにむごい写真に息を飲み、こんなになっても命の火を燃やし続けているこの仔の強さに鼻の奥がつ~んとなります。
そしてビデオで彼女が尻尾を振るのを見てけなげで、けなげで、
人間をまだ信じているまなざしに、こんなにした人間を許せないと怒りがわいてきます。

Re: タイトルなし

FSYAMさん、コメントありがとうございました。
虐待をするヘンタイは世界中にたくさんいます。
彼らを犯罪者として逮捕し、刑罰を与える法律と動物の警察が
あるかないかに大きな違いがあります。
日本が一日も早く、取締り体制を確立するためにはどうしたら良いか
日夜考えております。

Re: もやもや

COCOさん、
ビデオを見ていただけましたか。
こんな目に遭わされても、まだ尻尾を振ってくれるこの子のために
動物を虐待する壊れた人間たちを征伐していく体制を作らなければなりませんね。

なんてショッキングな姿でしょうか。
こんな目に遭わされてもまだ人間に対して尻尾を振ってくれる姿に涙が出ます。どうか元気になって素敵な家族に迎えられ、今後は愛に満ちた幸せな犬生が送れます様にと祈るばかりです。

Re: タイトルなし

理恵さん、
動物は恨んだり根に持ったりする気持は神様からいただいていないようですね。
ホープは幸運にもプロの人たちに保護されました。
世界ではホープのような動物たちが
救いのない場所で苦しんでいるということに「何とかしなければ」と思います。
プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
私に何の関係があるというのだ

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