インスペクター

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At Brent Cross

こんにち250人以上いるRSPCAのインスペクターの初代はウイラー氏である。

RSPCA設立一年後にはウイラー氏はアシスタントが必要になった。
みんなはそのお金がどこから来るのかわからなかったが、チャールズ・ティーズデイル氏が任命され、
63件訴訟を起こし、ほとんど勝利をかちとった。

ああ、しかし資金はつきてしまうのである。
ウイラー氏はそれでもボランティアとして無給で働いたようだ。
協会の功労者として銀のメダルを授与されている。
1832年までには何とか銀行にお金がたまり、
当座ではあるが、週10シリングそして訴訟に勝ったお金の半分を報酬ということで
さらに2人のインスペクターが雇われた。

それ以降何人か追加で雇うことができたのであるが、彼らは本当によくやった。
嘲笑のまとになり、根拠のない罪をかぶせられたり、
時には生命の危機をも冒して任務を遂行した。
中にはジェームス・パイパーのように屈強な闘鶏人を取り締まるために出かけて
たたきのめされ、亡くなってしまう人もいた。

ミシガン大学法学部アニマル法律歴史センターサイトより抜粋 

現在のRSPCAのインスペクターへのインタビュー記事が
RSPCAのホームページに紹介されています。

ニッキーは2004年からRSPCAのインスペクターとして活躍しています。
それ以外の仕事は考えていなかったそうです。サリー州で年間500本あまりの電話を処理するかたわら、
水関係のレスキュー・チームリーダーとして働いています。

インスペクターになりたかったのですか?

「10歳のことからそう思っていました。インスペクターになってみて
動物を救助するのは人間を助けるのと同じようだということがわかりました。」

一般の人々が想像していた通りですか?

「みなさんは私たちが急がしく動きまわっていると思うでしょうが、
たいていは車でパトロールしています。
しかし動物のレスキュー要請や虐待されているといった電話に
すぐ応対できるようにしておかねばなりません。
みなさんは私たちが家をばんと開け、「RSPCAだ。あなたの犬を連れていく」
といったような展開を想像しているかもしれませんが、
実際はすぐ動物をとりあげることはできません。
動物をその場から引き離すよりは
飼い主にアドバイスをあげたほうが良い場合も多いのです」

どのくらいの頻度で?

「始終です。たとえば今日はうさぎの様子を見にいったのですが、
小さな小屋でドライ・フードだけ与えられていました。
飼い主に藁や野菜を与え、たくさん運動させることが大切だと指導しました。」

どうしてみんな残酷なことをするのでしょう。

「めんどくさがるから。そして無知からきます。
犬をもらってきても犬が必要なことを考えようとしない。
一日中テレビの前に座って残り物を食べていたいのです。
犬は外に出て走り回りたいのに」

かかってくる電話のなかでどのくらい訴訟につながりますか?

「たくさんはありません。私の地域では年に6件くらいです。
いろいろありますが、ひどいケースですと妊娠している馬を餓死させた女性です。
飼い主は広大な土地を所有し藁も山ほどあったのです。
ほんのちょっと馬に注意してあげていれば馬は死ななくてもよかったのです。
訴訟はいろいろな証拠を集めなければならないので大変な作業です」

どんな電話が多いですか?

「犬小屋もなく外につながれている犬。
また私たちの地域には馬がたくさんいるので、
適切に扱われていない場合はすぐ通報されます。
最近馬を沼からひきあげましたが、すばらしい救助でした。
馬を水辺からひきあげる作業はよくやりましたが、
いまだ沼穴からひきあげたことはありません。
馬は腐った木の上を歩くのでよく後ろ足が穴に落ちてしまいます。
馬の救助活動は私の大好きな作業です」

あまり好きでない仕事は?

「蛇の救助!」

たくさんの蛇に関わったのですか?

「いいえ。4回です。でもひとつひとつよく覚えています。
草蛇が池のネットにひっかかってしまって
それを救助したのですが、こわがっている様子を見せないように必死でした」

仕事で疲れた後のリラックス法は?

「髪をきれいにして、ドレスアップしてサルサ・ダンスにいきます。
平日はブーツをはいて泥のついたズボンばかりなので」


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RSPCA HPより文と写真転載 

RSPCAの設立者たち、初期のインスペクターたち、
動物の権利を守ろうと闘って命を落とした人たち
現在の世界中のRSPCAの活躍を見て草葉の陰で喜んでいることでしょう。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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