ベントリーが死んでいくのを黙って見ているわけにはいかなかった

2月14日のメールオンラインに
「このばかな飼い主はだれだ。知っている人は連絡して欲しい」という記事が下の写真とともに
掲載されていました。

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で、すぐ見つかりました。翌日のMAIL ONLINE

「ベントリーが死んでいくのを黙ってみているわけにはいかなかった」
ペットを救うために無鉄砲な行動に出た飼い主の弁である。
凍った川から犬を救出する必死な救出活動は
通行人が撮った一枚の写真によって世界中のドラマとなった。
48歳のIT企業社長のマルコム・ジャービス氏はパンツ一丁で氷の上をはい、
4歳のジャックラッセル・テリアを抱えてかろうじて救い出す前に一回沈むのである。

一週間前、同じように犬を救出しようとして命を落とした男性の例をあげ、批判を受けた氏は、
大変ばかなことをしたと詫びた。そして彼は続けて次ように言うのである。

「しかし、私はベントリーが沈んでいくのを黙って見ていることはできなかった」

家族は犬とジャービス氏が共に無事で戻ったことを大喜びしているが、
ベントリーは散歩が早く終わったのでがっかりしていた。

当日の気温はマイナス4度。散歩を始めたとたん、ベントリーは氷の上のアヒルを追いかけ、
家族の呼ぶ声にも耳をかさず、3,4インチの薄さの氷の上を駆け、氷が割れて池に落ちた。
家族は恐怖の叫びをあげた。ベントリーは自力で氷の上を何度も這い上がろうとしていた。

ジャービス氏は言う。
「ベントリーは氷の上に登ろうと必死でしたが、できないのです。
小さな頭がどんどん水面下沈んでいくのが見えました。
疲れて寒くてだんだん動きが鈍くなっていくのです。
私は彼を失ってしまう。彼は死んでしまう」

「いや、そんなことをさせてたまるかと思いました」

「アドレナリンの噴出とともに私は決意しました。
私の腹の底からわきあがる本能が彼を救えと言っていたのです。
犬の飼い主だったらみんな私と同じことをすると思います。

ジーンズで水の中に入りたくないと思い、パンツ一丁になりました。
氷の上にのり姿勢を低くしました。
しかし氷は思ったより薄く、10フィートのところで水の中に落ちてしまいました。
冷たさは覚えていません。アドレナリンが身体をカバーしてくれたのだと思います。
ベントリーの首をつかんで引き上げ、私も無事に上がることができました」

妻と娘のところにかけったベントリーはリードをすぐつけられた。震えていたが大丈夫だった。
割れた氷で傷だらけになった飼い主は救急車に連絡をせずにそのまま運転して家に戻った。
川は20フィートの横幅15フィートの深さである。

「無茶をやったことはわかっています。でもそのときはできると思った。
後で考えてみると本当に危なかったということがわかります。
氷のこともどんなに冷たいかもよく認識していなかった。
けれど、私が救急隊を呼んでいたら、ベントリーは生きていなかったとそれだけは確信します
到着するころには沈んでいたでしょう」

これからは必ずリードをつけることを誓い、他の飼い主にも呼びかけている。

エセックスの消防隊は「ジャービス氏の行動は非常に危険なものである」と注意する。
パンツ一枚の写真をとったウエンボーン氏は「勇気のあるばかげた行動である」とコメントする。
ミセスジャービスは「犬を飼った事のない人はただ、頭のおかしい犬ばかと言うかもしれません。
でも犬は家族の一員です。批判をする人もいれば、ヒーローと呼ぶ人もいます。
私たち家族にとって夫は絶対ヒーローです」

ウエスト・サセックスに住んでいたクラシック・カーが好きだった53歳のワディンガム氏は
2月5日、自分の犬を救おうとして溺れた。犬は生きて見つかった。


支持を得たコメントは:

●犬を所有していない人はどうしてこんなことをするのか理解できないだろう。家族なのである。
家族を守るためにはどんなことでもするのだ。

●ジャービス氏とベントリーが無事でよかった。そうだ。私たち誰もがばかなことだと知っている。
リードをつけておくべきだった。
しかし、ジャービス氏も、私もそして何千人何万人の犬の飼い主も
ジャービス氏とまったく同じことをしたであろう。



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夫はヒーローです!

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その日は散歩が短かったと不服なベントリー


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ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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