動物と人間を一緒に救出する方法が必ずあったはずなのに

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At Notting Hill Gate


CNN ニュース 1月26日
捨てられ死んでいく福島の動物たち アメリカ版

福島の立ち入り禁止区域の真ん中に立つ。誰もいない。。静寂のみである。
原発事故20キロ圏内は非常に高い値の放射能で汚染されている。

2011 3 12

すぐに戻るつもりだった78,000の人たちは、犬を庭につなぎ、猫を家に残し、家畜を小屋においてきた。
一年近くたった今、その場所には動物の死体があちこちにころがっている。
牛や豚は餓死し、小屋で白骨化している。 病死している犬や猫の頭蓋骨が通りに横たわっている。
原発事故による緊急避難のため避けられなかった結果かもしれない。しかし動物保護家は暴虐とよぶ。

「残念だ」とユナイテッド・ケンネル・クラブのほそ氏は語る。
「政府には当初から動物たちの救助を要請しているのに、何もしてくれない。
原発事故のあと、すぐ動物と人間を一緒に救出する方法が必ずあったはずである」

日本の環境団体はCNNに次のように説明した。
「政府は本当はできるだけ多くの家畜や動物を救助する立場にあった。
しかし汚染された地域に入っていく人間のリスクを考えると
動物救助に関しては苦い選択をとらなければならなかった」

ほそ氏はメンバーと一緒にケージとえさをもって中にはいり、生き残っている動物たちを救う。
あるとき、一軒の家に行くと、6週間くらいのメスの仔犬が居間で血にまみれて死んでいた。
病気で死んだらしい。職員が裏のほうで、よわよわくほえる犬の声を聞いた。
仔犬の兄弟2匹がまだ生きていたのだ。おびえ、レスキュー隊をこわがっていた。
人を知らなかったのである。すぐに母親探しが始まった。

この犬たちは今東京のシェルターに保護されている。
250匹の犬と100匹の猫は、すべて立ち入り禁止区域からの動物である。
80%の飼い主が見つかったそうである。
しかし飼い主のもとに戻れるとは限らないのである。多くの仮設住宅はペット持ち込み禁止なのだ。
ほそ氏は言う。「不運にも飼い主は動物と一緒に住むことができないのです。
なぜなら彼らもホームレスだからです」

次はイギリスのメールオンラインのニュースです。
ニュース・ソースは同じものだと思われます。
実際に行って取材したのか、CNNニュースを使ったのかわかりませんが、
イギリスでは被爆のリスクをおかしてでも動物たちを救助にいくボランティアの人たちに
焦点をあて報道されました。


福島のペットレスキュー!生命のリスクをかけるボランティアの人々 
イギリス版


誰もいなくなった町の中を何ヶ月も何ヶ月もひとりぼっちで混乱しながら、
さまよい、迷子になっていった動物たちよ。
福島原発事故で置き去りにされた何千匹もの犬猫は放射能汚染の中で、
飢えながら、そして今厳しい冬の寒さに直面している。

しかし立ち入り禁止区域の周辺の勇気ある、ボランティアの献身のおかげで、
動物たちは飼い主と再びめぐりあうことができる。

原発事故が起こり、人間を放射能から守ろうとしている間、
ユナイテッド・ケンネル・クラブのほそ・やすのり氏は
禁止区域からできるだけ多くの犬と猫を救おうとしていた。

昨年12月、動物福祉グループは冬将軍が来るまえに立ち入り禁止区域から
生き残っていたペットを救出するために特別な許可をもらい、救出にあたった。
現在 350匹の犬と猫を保護している。救出はぎりぎりだった。動物たちは限界にきていた。

「たいていの飼い主は非常に喜んでくれた。全部が全部じゃないがね」とほそ氏は語る。
「けれど、犬たちにしみれば、例外はないです。
飼い主のところに戻れた犬たちは100%それはそれは喜びますよ」
9.0マグニチュードの大地震に襲われ、
さらに大きな津波と原発事故に追い討ちをかけられた地域では
多くの人がペットを置いていかなければならなかった。
そして150,000人の人がまだ戻ることができないでいる。

ほそ氏は続ける。

「まだまだ何百匹もの動物たちが残っている。ほっておけば毎日毎日死んでいく。
えさがないので寒さが身にしみ、飢えて死んでいくのです。
私たちは中に入って救出することが許されていません。
だったら、政府が行き、えさを置いていくべきだ」

ほそ氏はシェルターの最後の一匹が飼い主に戻るまで、
新しい家がみつかるまで続けていくといっている。

「最後の一匹が飼い主のところへ戻っていく。それを心の支えにがんばっていくと決めています」

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Mail Online 写真も


この記事に対してイギリスのコメントで多く支持を得ていたのがこれ。

「なんと悲しい話しだ。私だったら絶対女房より先にペットをつかんで逃げる!」

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非公開コメント

海外のメデイアで報道され政府にプレッシャーがかかることを願っています。
うちの父にもしもの時のために飼い犬に迷子札をつけるように言ったとき「おれはミー(飼い犬)を真っ先に鞄に入れてにげるから大丈夫や、ん? 母さんのことは知らんっ」
って同じようなことを言ってました(笑)

今回の日本政府の対応ははじめから間違っていたと多くの方が思っていると思います。
同じことを繰り返さないためにそして、今、救える命を救うためにより多くの人が政府に対して意見をしてくれるように訴えるが
今、私にできることだと思っています。

また記事を転載させていただくこと、お許しください。

Re: タイトルなし

ジジさん、

お父様素敵!さすがジジさんのパパですね。(お母様ごめんなさい)

記事の転載、ありがとうございます。
政府の対応が悪いときは、「言ってもしかたがない」と思わずに
文句を言って欲しいと思います。
過酷な状況下で、ペットを置いていくのはもっともっと過酷な状況になりますものね。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: タイトルなし

FSYAMさん

コメントありがとうございます。

あの当時ははみんな大パニックで、動物と一緒に避難することはむずかしかったかもしれませんね。
しかし、今はその方向へ何とか対策を立てて欲しいと思います。
行政の方針が「動物はしかたがない」としている限り
永遠に残酷な処遇は変わることはないと思います。

いつものぞいてKださってありがとうございます。


こちらの記事にリンクさせていただきました。
政府・行政のやる気の問題で、これほど多くの命が見殺しにされる恐ろしさを目の当たりにして、無関心でいられる人が多いのも恐ろしいです。
自分のことにならないとわからないのかもしれません。
小動物なら自助で何とかできても、家畜になると自助では無理ですよね。

いつもありがとうございます

コメントは初めてです。
いつも海外の記事の紹介ありがとうございます
日本政府の対応の遅さ 動物への配慮の不足さ
痛感してます。 これからも読ませていただきます。 転載を希望したいのですがよろしいでしょうか?  当方は北海道にて被災地への支援物資などを送っている小さな団体です。

Re: タイトルなし

mi-goroさん、リンクありがとうございます。
大震災が起こった当時は政府も国民も動物のことは考える余裕はなかったと理解します。
ただ、それから政府や行政が何かしようとしているのがなかなか見えてきません。とても歯がゆい思いです。

Re: いつもありがとうございます

ワンワンさん
コメントありがとうございます。
拙ブログをとりあげてくださり感謝しています。
紹介記事は日本政府のことには触れていませんでしたが、
本当に、日本政府の姿が見えてきませんね。
いつもワンワンさんやその他大勢の保護活動の方々の熱心なご活動のみです。

プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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