バリー、あんたが死んでどうするー 3

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ハーラン・インターフォーナ事件

1990年3月17日、ホーンの38回目の誕生日にケンブリッジにある、
動物や臓器を研究所に供給する英国の企業、
ハーラン・インターファーナに、キース・マン、ダニー・アットウッドとともに、
屋根に穴をあけ動物収容ユニットに忍び込み、
82匹のビーグル犬と26羽のウサギを持ち去ったのである。

同時に会社の顧客リストであるブーツ、グラクソー、ビーチャム、
ハンディンドン・リサーチセンター、そし複数の大学などの顧客リストも盗みだした。
サポーターのメンバーである獣医が実験犬の耳に施されている刺青をとりのぞき、
イギリス全土に渡って里親を探し分散させた。
現場状況証拠と家宅捜査でマンとアットウッドは窃盗の罪で
それぞれ9ヶ月と18ヶ月の服役を課せられた.

友人の一人が語っている。
「ゴミ袋を運ぶゴミ収集人としてのホーンの長年の経験が実に役に立った!」

エクスターカレッジ暴動

ホーンと仲間はエクスター・カレッジで開かれた動物リサーチ会議にのりこみ、
警官との乱闘の際、テーブルをひっくり返し、
年代物の50本のクラレットを割り、逮捕された。

牢獄

1991年、ホーンは爆発物所持の罪で3年間投獄された。
牢獄にいる間、彼の態度は強硬になった。
1993年6月に服役者のニュースレターの中で次のように記している。

「動物は死に続けている。拷問はますますひどくなっている。
これに対する我々の答えは?べジバーガーを食う?
みんなますます無関心になっている。動物を自由にする活動は見られない。
ほんの一握りの人間だけが心をくだき、行動する。行動しないと消滅してしまう。
闘わないと勝たない。勝たないとこれからずっと続く動物たちの死と苦しみはおまえたちの責任だ」

爆弾と逮捕

1994年に釈放されて以来、ホーンは一人で内密に動き始める。
当時の警察の考えは動物保護活動家は単数であると安全であると考えていたので、
見張られてはいたけれど、結構好きなことをやれた。

続く二年間、オックスフォード、ケンブリッジ、ヨーク、ハロゲート、
ロンドン、ブリストル、ニューポート、ワイト島などで
夜間、爆発物の被害が続出した。
ターゲットは革製品を販売しているブーツやハルフォードであり、
癌リサーチ研究所が営むチャリティショップであった。
爆弾装置を使って攻撃する動物保護家はほとんどいなかったので
ホーンがやっているのではないかと推察するのは難しくなかった。
ホーンは激しい活動のコアをなす人物だと目をつけられていた。

ホーンはつかまるだろうと思っていたそうだ。彼は動物保護活動を戦争だとみなしていた。
喜んで戦争殉職者となろうとしていた。
ワイト島の爆弾騒ぎのあとスインドンにある彼の自宅で
爆発物が押収されたが、起訴はされなかった。
警察は見張り続けた。そして1996年7月、ブリストルのチャリティシップ爆発。
ついにホーンが誰もいないと思った遂行した
真夜中のブリティッシュホームストアの爆発の嫌疑で逮捕された。

18年禁固

1997年11月12日放火の疑いでブリストルクラウンコートで起訴されたのは
2回目のハンガーストライキが終わった6週間後であった。
ブリストルの放火未遂は認めたものの、ワイト島の犯行の関与は否定した。
確実な証拠はなかったが検察側は
ブリストルとワイト島の爆弾装置が非常に似ているという理由で
ホーンの両方の犯行説を強調した。

裁判官ダーウォル・スミスはホーンをテロリストと称すも、

「私は君が人間に向けて危害を加えるつもりではないことを認める」と述べた。

1997年12月5日裁判官は18年の刑期を言い渡した。
動物権利活動家に与えられたものでは最長の刑期である。
ブリストルとワイト島の爆弾装置が似ていたことと、
動物実験の製品を置いているニューポートの薬局に
1994年3百万ポンド相当の損害を与えた罪である。
さらに毛皮を販売しているいくつかのデパートに放火の疑い。
ホーンはブリストルの罪は認めたが、ワイト島の事件は否定し続けた。 続く


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私も心の中で放火したり、爆弾をしかけたりしています。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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