私に何の関係があるというのだ 

What's That Got To Do With Me? イギリスの動物福祉

シルバースプリング・モンキー

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現在世界最大の動物保護団体であるPETAがアメリカ全域でそして国際的に名を広めたのは
「シルバースプリング・モンキー」と呼ばれる動物実験に関する有名な裁判事件からです。

シルバースプリング・モンキーとは
フィリピンから合衆国のシルバースプリングの行動学研究所運ばれてきた17匹の野生の猿のことである。
1981年から1991年まで実験者と動物保護者や著名人、政治家などが関わった動物実験として
非常に有名なものである。

学者エドワード・タウブは電気ショックで猿の脳と手足をつなぐ神経を遮断した後、
しばりつけ、感覚のなくなった腕をどう使うか研究していた。
告発目的で就職したPETAのアレックス・パチェコは、
1981年5月、研究所の残虐な行為を警察に通報した。
後にシルバースプリング・モンキーとして有名になる写真を持って。

これを受けて、合衆国で初めて、警察が研究所に乗り込み猿を保護した。
そしてタウブを17の動物虐待と適切な獣医ケアを怠った容疑で起訴する。
6つの要項に対して起訴が成立、第二審で5つひっくりかえされ、
1983年の最終審議では結局はメリーランドの動物虐待法には触れておらずという審議になった。

1991年PETAの最高裁での控訴は却下され、後に最後の猿は殺戮されたが、
この事件がもたらした影響は計り知れない。
合衆国でにおいて初めて動物実験に関する事項が最高裁までいったこと。
有名人や政治家を突き動かし、猿の解放のキャンペーンを求め、
1985年、動物法の改正が行われ、PETAは一団体から全国的な規模の団体となるのである。

裁判の5年間、あちこちから殺してやるとの脅しを受け、
仕事にもつけなくなったタウブはアラバマ大学から奨学金を受け、
脳障害を起こした人のために新しい形のセラピーを開発し、
脳血管障害で手足が不自由になった人たちへの画期的な助けとなった。


動物実験や毛皮産業は意識的に一般の人の目に触れないようにしています。
人間は本来は優しい動物なのです。
実際に見たら、知ったら、絶対突き動かされ、腕まくりします。
そういう意味で告発画像はとても意味を持っているのです。
シルバースプリング・モンキーの画像はここには貼りませんが、検索してご覧になってください。