一匹の犬の悲しみ

2011/ 07/ 13
                 
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「この兵士は軍隊にも故郷にも友達がたくさんいたに違いない。
なのにここでたった一人で息絶えている。
傍らにいるこの犬を除いては。私は国の未来を信じて起こした戦いに何一つ動じなかった。
涙ひとつこぼさず、何千人もの人間を死に導く命令を下した。

だが、私は今、深く、実に深く心を揺り動かされ涙を禁じえない。
何によってかだと?一匹の犬の悲しみによってだ」

月の光に照らされ、戦場に横たわる主人の傍らで、
悲しい鳴き声をあげながら顔をなめている一匹の犬を見つけて言ったナポレオン・ボナパルトの言葉である。
自らの死の時までこのシーンが焼きついていたという。





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