どんな理由も正当化にはならない Tom Regan Interview 1

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先日ご紹介した生命の主題を提唱したトム・レーガン氏は
アメリカの哲学者で動物の権利の専門家です。
1967年から2001年に退職するまで北カルフォル二アの哲学教授でした。

ウエブサイト EMPTY CAGES の中にある
イタリアでのインタビューを数回に分けてご紹介させてください。

Simple Life
Interview by Marcia Bindo

いつ頃から動物の権利に興味を持ち始めたのですか?

昔からと言いたいところですが、悲しいことにそうではありません。
人生の半分は動物のことなど思いも及びませんでした。
生活を共にする動物以外は、ただの木の切れ端にすぎなかったのです。
若いころ、肉屋で働いたことすらあるんですよ。
大工もやっていたので、木の切れ端と思うのはそこからの表現です。

人生が変わったのはガンジーを読んでからです。暴力が正義になるわけはない。
ベトナム戦争も反対でした。ガンジーのおかげで私たちの文化が
動物に有無をいわさぬ戦争をしかけていたことに気がついたのです。

自著「空のケージの」の中で詳しく説明しているのですが、
動物に対する戦争は毎日行われています。
ドアの後ろで、動物を食べ物に変え、洋服に変え、
競争者に変え、芸人に変え、道具に変える。
そして恐ろしい数の殺戮
たとえば世界中で食料のため600億の動物が屠殺されている)などは
どんな理由をつけても、正当化することなどできるわけはありません。

動物の権利を説明してください。

基本的な権利は、動物も人間も変わりありません。
人間の権利を肉体的権利、安全に対する権利、自由である権利、
そして生きる権利と考えてみましょう。
これらの権利には三つの大切な様相があります。
他者が彼らの喜びのために、私を傷つけ、否定し、自由を奪い、
命を奪うことは許されません。
他者の自由は私の権利が発生する時点において
制限を受けることになります。

二番目に我々の基本的権利は論理的に非常に重いものです
公共の利益も含めて他のどのようなものより優先します。

どんな階級の人も健康に関する質の高いケアを受ける権利があります。
子供たちも人種に関係なく楽しく
質の高い.教育を受ける権利を等しく持っています。

たとえば公共の利益などの名目で
決して個人の権利を侵害することの代価であってはならないのです。
さもなければナチズムの精神を支持することになってしまいます。
ナチが公共の医療の向上のためであるのなら
ユダヤ人の子供たちを実験台に使ったこともやむを得えないという
彼らの正当化と同じことになります。
子供たち一人一人の人権は
公共の利益よりも重く考えなければなりません。.

三番目に基本権利は平等であります。
私の権利はあなたの権利よりも尊いものでありません。
私たちは個々に違いますが、等しい権利を持っています。

そして動物の権利に関して言えば、
先ほど申し上げた一方的に戦線布告を受けた動物の犠牲者たちは
我々と同じように基本的権利を持ち、
同じように3つの要素を持っているのです。


インタビューは続きます。

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ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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