私に何の関係があるというのだ 

What's That Got To Do With Me? イギリスの動物福祉

威厳を持った日本の犬

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メイヒュー・アニマル・ホームのニュースレターに「秋田」の文字が!!

5月のある夜、6歳の秋田犬、
「こう」がメイヒュー・アニマル・ホームに連れてこられたとき、
最初ひどい火傷を負っているのかと思った。
秋田犬がもつ素敵な厚い毛はなく、赤むけた傷だらけの皮膚だけだった。
足も肉が見え、腫れて、出血していてほとんど歩けなかった。
ロンドン北部の公園で倒れていたこの罪のない憐れな動物を
ボランティアのドッグォ‐カーが運んできてくれたのだ。

獣医は「こう」の状態を見て非常に心を痛めた。
傷の痛みだけではなく、彼女が味わってきたトラウマは想像を絶するものである。
肉体的なダメージだけに言及するれば、
定期的な蚤とり薬の一滴さえを惜しまなければ
こんなことになっていなかったはずである。

「こう」の惨状はデモデックスという寄生虫によるものである。
非常に激しい痛みとかゆみに襲われる。珍しい病気ではないが、伝染性がある。
獣医に連れていけば治癒できるし、なにより毎月ののみ駆除液で十分防げるものである。

こうは全身の皮がむけていた。ということは何ヶ月も苦しんできたということである。
特に前足のむけ方が激しいので、かゆさのあまり、自分で掻いて、かみついていたのであろう。
少しずつ毛が生えてきているが、残りの部分はおそらくあまりにもダメージが大きく、
生涯生えてくることはない。虐待された証拠として。

何ヶ月もかかるであろうが、メイヒュー・チームは「こう」の痛みをとり、
皮膚病も治療し、健康を取り戻すまで、栄養を与えるつもりである。
「こう」は可愛らしい優しい犬である。治療を忍耐強く、そして威厳を持って受け入れている。

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Mayhew Animal Home 

ロンドンでもたま~に秋田犬を見かけます。
見慣れない人にとってはキツネか雑種犬と思うのですが、

メイヒューの人たちは日本風の名前をつけてくれたんですね。
そしてその性質はやはり優しく威厳のある日本犬。