185年の歴史

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St John's Wood

185年の歴史 イギリスの遺産

RSPCAと呼ばれる世界最古のそして世界最大規模の動物愛護団体があります。
正式名称はRoyal Society for the Prevention of Cruelty to Animalsといい、
RSPCAはその頭文字をとったものです。

RSPCA

「185年の歴史―私たちの遺産」というタイトルで
RSPCAのホームページに設立の歴史が載せられています。

1824年ロンドンのコーヒーショップの片隅で男たちが肩を寄せ合って話し合っていた。
動物愛護団体の設立のアイデアについてだ。
物言えぬ動物を、虐待されている動物を救済することを使命とする機関を立ち上げるのである。
彼らは自分たちの作りだしているものが世界初ということは知っていたが、
今日の規模になろうとは知るよしもなかった。

まず手がけたのは当時炭鉱で酷使されているポニーの救済である。
子馬は来る日も来る日も重い荷物を運ばされ、生涯、地上に上がることはなかった。
また、鳥、きつね、猫など種類を問わず
動物を虐待すると思われる状況や風習に対しても行動を起こすのである。
1898年100万匹の大白鷺がベネズエラで殺されたのを機に
羽毛の法律」を1919年国会に通過させ虐殺を制止した。
また「闘熊」や「闘牛」、そして今日のサーカスにいたるまで
動物が人間の娯楽のために犠牲になる風習にも規制をかけ、
熊と牛は1835年に廃止にもっていった。

19世紀は動物保護に関する法案化運動を起こし、
次から次へと国会に認めさせていった世紀である。
1835年動物虐待法を法制化し、動物の娯楽闘いを廃止させるにいたった。
1876年動物実験を管理する法律を設立し、1911年に動物保護法として国会を通った。
RSPCAの歴史は動物福祉の法案化と実行に心血を注いだといっても過言ではないだろう。
最近では動物福祉法2006が動物福祉に多大なる影響を与えている。


政府の援助なしに寄付金のみで成立している団体ですが、
2009年の実績として141,280件の苦情処理、135,293の動物を保護しています。
またその精神は海外にも影響を与え、スコットランド、アイルランド、オーストラリア、
ニュージーランド、米国にも同じ精神の動物保護団体を設立させるに至るのです。

RSPCAの歴史続く

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RSPCA HPより転載


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ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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