残酷工場をガラス張りに

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At Regent Street ロイヤルウエディングの準備中

動物は着るためのものでも、歩くためのものでも
小物やアクセサリーとして持ち歩くものでもない。
店の棚に並んだその毛皮は、生命があった動物である。
その生命は惨めで、痛くて、恐怖の短い一生であった。

本当なら自由に歩き回り、興味津々であちこち楽しんでいたはずの動物であった
きつね、ミンク、チンチラなどの生命を小さい汚いかごの中に閉じ込める。
木を駆け上ったり、泳いだりという自然の中で楽しんでいたはずなのに、
最後はガスや電気ショックや毒、あるいは首をひられて殺される。
時々失敗して皮をはいでる途中で目がさめたりする。

皮だって残酷である。毎年10億匹以上の動物が皮のために世界中で殺戮されている。
イギリスの革製品はたいてい牛である。
インドや中国などのアジアから輸入するが、これらの国はのどをかききってまだ意識があるうちに皮をはぐ。

牛だけではない。ファッション産業もへびやわに、シマウマ、あざらし、
他の美しい動物ををファッションショーのモデルに着せるために殺す。
中国では毎年200万匹の犬猫が皮のために殺され、ヨーロッパへ輸入される。

世界の30%の羊毛はオーストラリアからきている。
オーストラリアはmulesingという名前で知られる残酷な殺戮法を使用している。
(麻酔なしで生きたまま皮をはぐ方法)代替の人道的な別の殺戮方法があるのにもかかわらずだ。


PETA UK

PETAのUKサイトです。PETAは残酷さを全面に出して訴えます。
見たくない人や聞きたくない人には刺激的かもしれませんが、これが現実です。
同じページでポールマッカトニーが
「もし屠殺場がガラス張りだったら誰も肉を食べないだろう」とキャンペーンしていますが、
もし毛皮農場&工場もガラス張りだったら、どうでしょう。
たとえガラス張りでなくとも、店に並んだ毛皮が生きた動物だったと認識する想像力はあるはず。


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毛皮

いつも心に届く文章を読ませていただいて感謝しています。この日の記事のなかでポール・マッカートニーさんの言わんとすることがいまひとつ分からないのですが。ガラス張りなんかにしないで、知らないでいいことは知らずにいたほうがもっとお肉がおいしくたくさん食べられるのに、なのか、知ることはちゃんと知って食肉消費を考え直しましょう、なのか。邦子さんはどう思いますか?

Re: 毛皮

Kinukoさん(ローマ字で書くと私の名前に似ていますね!)ご訪問嬉しいです。私の思いこみで、きっと意味がご不明だったのでしょう。ごめんなさい。ポールのメッセージはPETAの戦略から考えると、屠殺場の様子を公開したら、どんなに残酷かわかるだろうから、肉を食べる気はなくなるということだと思います。(ポールはベジタリアンです。)日本は肉を丸ごと売っていないので、ますます原型に思いを寄せることが難しいですよね。 日本ももっと影響力のあるセレブたちがアピールしてくれたらと思います。コメントありがとうございます!
プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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