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At Gower Street

ドッグトラスト・ペットロス・ワークシート最終稿

残されたペットは悲しむのか

人間と同じように悲しむのかどうかは犬の頭のなかをのぞいてみないことにはわからない。
死という概念の把握がないにしろ、行動の変化により相棒がいなくなってしまったことを
認識しているように見える。しかし残されたペットが寂しがっているからといって
あなたに準備がないのに新しいペットを飼うのはやめたほうがいい。

気落ちしているペットに対してどうすればいいのか。

いつも通りの生活を送ること。ペットは習慣の生き物である。
毎日決まっていることを変えると何か起こったのだと不安に思う。
食欲不振だとか、ひとりにしておくと不安がるといった行動変化が見られても、
好みのえさに変えたりとかいつも以上にかわいがったりするとか、
それに対して補償行為をしないように。不安をもっと駆り立てるのみである。

さて次のペットを飼うのはいつ?

これもまた個々のケースによる。死んだペットの空虚を埋めるためにすぐ飼う人もいれば
他のペットを家に入れるのはもうしばらくできないと思う人もいる。
一般的に言うと、感情が乱れている時の決定はよくないことが多いので、
しばらく待ったほうがいいようだ。
あなたや家族全員が前向きに新しい関係を築くことができる状態になったときが
迎え入れ時かもしれない。
悲しさに耐え切れず、失ったものを取り戻そうと
新しいペットを飼うのはあなたと新ペット両方にとって
失望と悲しみに終わるであろう。

次のペットの選び方

前のペットと違うタイプ、違う見かけのペットを選んではどうだろうか。
そうすると、前のペットと比べてしまうという不公平な事態を避けることができるからである。
亡くなったペットへの哀悼の意として
ペットシェルターから引き取ることも考慮してみてはいかがだろう。

そして新しいペットを別の個人としてみてあげること。
行動を比較したり、期待したりしないように。
また仔犬からスタートしたときは、前のペットも小さい時はいたずらをしたり、やんちゃだったりしたことを
思い出して欲しい。最初からだ。新しいペットがすぐいろいろなことがわかるわけはない。
もしカーペットのおもらしにあなたがすぐに動揺してしまうのであれば、
まだペットを飼う時期ではなかったかもしれないが、なんらかの工夫が必要であろう。
必ずしも新しいペットとすぐ心を通わせる必要はないのだということを忘れないように。
短期間で多くのことを期待しない。
前のペットど同じような結びつきになるのはもしかして、
数週間、数ヶ月、数年もかかるかもしれないのだから。

またペットを見送るのはもう嫌だ

ペットをなくしたときの悲しみは
今まで何年も過ごしてきた素晴らしい時間にくらべればとても短いものである。
それでももうごめんだと思う人には他の方法もある。近所の人の犬の散歩をしたり、
アニマルシェルターでボランティアの仕事をするのはいかがであろう。
あるいはドッグ・トラストにもある制度だが、ペットのスポンサーとなって小額のお金を寄付すれば、
そのペットの状況がわかり、会いにいったり、散歩に連れて行ったりすることができる。
この方法だとあまり溺れこむことなく、死んだときにも耐え切れない悲しみにとらわれることなく、
かつ犬の飼い主となりえるのである。
こうしているうちにおそらくあなたはいつかまた
自分自身のペットを迎え入れる心の準備ができるであろう。

私は5匹の猫と20年一緒に暮らしたのですが、最後の一匹を見送った後、
獣医ベンジャミン先生にまた次の猫をすぐ飼いたい言いました。
すると

「旅行に行きなさい。それが今まで唯一自由にできなかったことでしょう。
あなたと同じように犬を夫婦で30年飼い続けた人にも二人で旅に出るように薦めました。
後ろ髪を魅かれることなく十分楽しんできなさい。」


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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