哀しみの段階

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At Abercon Cottages


ドッグ・トラスト・ペットロス・ワークシート その3

ペットをなくした飼い主は混乱やフラストレーションなど多様な感情を経験する。
またたかがペットと他人からばかにされたり、
感傷的になりすぎていると非難されるかもしれないと恐れ、孤独に陥る人もいる。
悲しみをオープンにし、必要なだけ癒す時間をとってもいいのだと思うこと。

以下は一般的な悲しみの段階である。

ショックと否定

ペットが死んだ事に対する最初のリアクションは信じたくないという否定感情である。
ショックで感情が麻痺してしまうのは強い衝撃を緩和させるために働く機能なのかもしれない。
ペットが本当にいなくなったのだと全面的に受け入れるのはもっと先である。

怒りと後悔

神経の麻痺効果が切れると現実の厳しさにきりきりとした感情と痛みがやってくる。
自己防衛反応として家族、友人、他人、他のペット、あるいは無機物といった
外部に向けた怒りとなって表れる事もある。
あなたが経験しているこの受け入れ難い痛みの原因である
死にかけているペットに対してさえも怒りが湧くこともある。
ペットが悪いのではないと頭ではわかっているのに。
罪の意識というのもこの段階で起こってくる。
もしああしていたら、こうしていたら、はよく聞かれる言葉である。
ほとんどの場合言っても仕方のないことである。
あなたができたであろうことは実際はなかった。
この避けがたい悲しい結果に何らかの違いを与えることはできなかったのである。

うつ

怒りと罪の意識が消えたら、心にぽっかり空洞があき、うつへと移行する。
そして本当の悲しみの時がやってくる。
希望もなにもないという感情を味わう人もいる。
ペットなしの人生は生きる価値がないという飼い主もいる。
突然コントロールできない急激な感情の高まりに襲われ号泣したりする。
うつと不安感は時間がたつにつれて消えていくが、
長く続くようだたらプロのカウンセリングが必要になってくる。

受容と回復

受容はペットがいなくなってからの変化に生活が慣れてきたことによって生まれる。
あなたのペットが本当に永遠にいなくなってしまった現実を受け入れることである。
回復期はあなたの悲しみを克服する最後のプロセスである。
今やあなたは写真も見れる。怒りや涙の代わり、楽しかったときの思い出を愛情とともに語ることができる。

時としてエネルギーがなくなったり、息が切れたり、のどや胸がしめつけられる感じ、
不眠、食欲不振、脱力感といった肉体面に症状が出てくる人もいる。

悲しみの長さや深さはいろいろな要因で違ってくる。
飼い主やペットの年令、関係の深さ、状況などは深く関連している。
また悲しみの段階へ移る時間も個人によって違う。ゆっくり進む人もいればさっと行く人もいる。
段階の順番も違う。ひとつの段階にずっととどまり、動かなくなる人もいる。
そういう人には外部からの助けで受容と回復の段階へ手助けしてあげなければならない。


これはイギリス人へのペットロス・ワークシートなので
海を越えた場合またちょっと違ったものになるかもしれませんが。
次回はペットロスから立ち直る手助けをご紹介します。


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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