天国にいるんだと判る時

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Yokohama, Japan

イギリスの著名な美術評論家のブライン・シューエルが9月19日84歳で逝去しました。
イーブニング・スタンダード紙でのウイットとユーモアの溢れた記事で
多くのファンの心をつかんでいたブライアンは去年ガンの宣告を受けていました。

彼はまた犬の愛好家で知られ、彼の最期を看取ったスタフォードシャーの雑種犬のロッティ、
冬の寒い夜教会の庭で寒さと飢えで震え上がっていたウィペット犬、ジャックを含む
4匹の犬をメイヒュー・アニマル・ホームから引き取っていました。

2009年、ブライアンはイーブニング・スタンダード紙に
「ジャック、私の小さなウィペット犬が死んだ」と題して心を打つ記事を寄稿しました。
「餓死寸前だったところをメイヒュー・ホームに連れてこられたのだが、
みんな生き延びるとは思わなかった。一ヶ月以上たってもまだ骸骨のようで、
向こうが透けてみえるようであった。あまりにもダメージを受けていたので、
犬であることはどういうことかも忘れていた。走る事さえもしなかった。
最初の5年間、どんな残酷な仕打ちを受けて生きていたのか・・・」

2013年にブライアンがロッティと一緒に天国へ行きたいと願った素敵な記事があります。

「私は崩壊寸前の背骨とシリンダーが一つしかないぼろぼろの心臓を抱え、
杖をついたばかな年よりである。
もうすぐ天国へいく私を見送るのはおそらくロッティとグレーテルだろう。

その時が来たら、私はふと目覚め、回りを見渡すと私の全部の犬たちがベッドの周りに集まっている。
私の顔をなめ、庭に連れ出せとわんやわんやと吠えるんだ。
その時に私はきっと自分が死んでしまって、天国にいるんだとわかるんだろうな」




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写真ともにmayhew animal home

次回は「ジャック、私の小さなウィペット犬が死んだ」の記事をご紹介します


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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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