黒猫の災難

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この数日間新聞を賑わせた話題です。

何世紀もの間、怪しげで、敵意も感じさせ、
死をも連想させる不吉な象徴として扱われてきた黒猫たちは
ソーシャル・メディアの発達した現在、また新しい災難に見舞われている。
それはセルフィーと呼ばれるものである。

フェイス・ブックなど用にペットと一緒の写真を撮るとき、
いろいろな模様のある猫に比べて黒猫はまったくつまらないと不人気なのだ。

RSPCA によると英国の70%以上の猫が黒か白黒であるという。
しかし猫を求めてレスキュー・センターにやってくる人たちは
黒猫以外の猫を欲しがるそうだ。

20年活動を続けているミル・ウッドキャットセンターの所長の話によると
「今年は特に黒猫の収容が多いですね。黒猫ははっきり言って不人気ですね。
黒猫を見るとほかの猫はいないのと聞いてきます。
ジンジャーの雄猫が一番人気がありますね。
個人的には黒猫は美しいし、写真映りも良いと思いますが。。」

黒猫は中世の時代から黒魔女の手先だと信じられてきた。
イギリス人は天邪鬼なので否定的な迷信を嫌い、
反対に黒猫は幸運のしるしだと見なしてきた。

しかし RSPCAもインターネットに載せた黒猫たちは
あまり人目を惹かないという。
「グッド・ラックのシンボルだというのに、
引き取り手に関しては残念なことにあまり運はよくないです。
黒猫は他の猫のように特徴がなく、みな同じように見えるのです」

Blue Crossでは2007年から2013年にかけて
黒猫の数が65%も増えたといういう。今年はすでに506匹ひきとった。
ブルー・クロスもまたこの傾向はセルフィーのはやりが原因だと推測する。
フェイスブックに8ヶ月のタビーの子猫の写真を掲載したところ、
2日間で30件の譲渡の問い合わせがあったのに
「同じ日に掲載した黒い子猫の問い合わせは一件のみでした」

ストーブリッジに住む20歳のガブリエラは
16歳の黒猫スージーと一緒のセルフィーをアップする。
「フェイス・ブックにアップするのは大好きですが、
やはりいいショットを撮るのは難しいです。
スージーがどれだけ綺麗か見せるのが難しい。
でも黒猫というだけで、興味をもたないのは悲しいです。
他の猫と同じように特別な猫なのですから」

TELEGRAPH UK

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我が家の黒猫です。
床に落ちている黒いTシャツだと思ってつまみあげることがしばしばあります。




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プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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