私に何の関係があるというのだ 

What's That Got To Do With Me? イギリスの動物福祉

もう取引のテーブルから降りてもらうー仔犬仔猫が販売禁止

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仔犬工場の地獄の実態を知った人たちが立ち上がり、
長い間闘ってきました。
そして本日政府から画期的な発表がありました。

ペットショップ、ペット販売業に対して
仔犬と仔猫の販売が禁止される法律が実施されることになる。
つまり、6か月以下の仔犬や子猫が欲しい人は
ブリーダーかレスキュー・センターに行かなければならない。

今回の法改正は仔犬工場の撲滅を訴えてきた
ルーシーの法律の勝利である。

2013年仔犬工場から救出されたルーシーは、
身動きのできない檻に入れられていたため背骨が曲がっていた。
引き取り後もてんかんを起こし次々に病気がみつかり、2016年に死んだ。

ルーシーの飼い主リサ・ガーナー氏はルーシーのリハビリに全力を傾けながら、
有名人や友人たちの手をかりてソーシャル・メディアで
仔犬工場の悲惨さや、保護犬の引き取りを訴えてきた。

ルーシーは2016年12月病との戦いに敗れて死んだ。
死の一年後、ルーシーと公共の眼から隠されている
繁殖犬たちすべてを追悼してルーシーの法律を設立したのである。


ルーシー法をサポートする署名は15万集まり、
今年5月に国会で議題としてとりあげられるに至った。

仔犬工場で売られる動物の数は把握できていないが、
ブルー・クロスは英国で一年間に4万から8万匹取引きされていると推測する。

環境省のマイケルゴーブ氏談

「ペットの福祉を無視する人間はもう取引のテーブルから降りてもらう」

キャンペーンの中心人物である獣医師マーク・エイブラム氏

「ルーシーは美しい小さいな魂でした。
救出されたときの状態は心臓が張り裂けそうなものでした。
ルーシーの法律は動物福祉を日の光にさらし、
すべてのブリーダー、仔犬工場を透明にし、責任の所在を明らかにします。
隠す場所をなくすということです。
ペットショップはブリーダーを責めることはできなくなる。
ブリーダーはペットショップに責任を転嫁することができなくなります。
ペットを売るものはだれでもそれぞれに責任を持たなければなりません。
今回の新法は動物福祉の転換だと思います」

10月1日から実施されるもう一つの法律は
すべてのペット産業に対してライセンス取得の義務を課すことになる。
そしてブリーダーは販売の前に仔犬と母犬が一緒にいる証明書を
行政から取得しなければ販売できないことになる。



BBC UK


ルーシーの法律


LucyMessage2JPG (Mobile)

仔犬繁殖業の人間は仔犬が産めなくなった私のことを
価値がないと言ったけど、
私を救ってくれた人や家族は私のことを
お金に換えられないものだと思ってくれた



イギリスでは去年から
「ルーシーの法律をサポートします」というキャンペーンが
獣医師のマーク・エイブラハム氏の先導のもとで、
幅広く展開されました。
SNSでは自分たちの犬猫の写真を投稿し、
「私たちもルーシーの法律をサポートします」という
応援の投稿がたくさん見られるようになりました。

多くの署名は国会に提出され、今年政府は
仔犬繁殖業者、不法ブリーダー、不法仔犬販売業者、
ペットショップなどの動物福祉に反する機関の締め付けを
強化する方向に動き始めました。

これは「ルーシーの法律」の元になったルーシーのストーリーです。


ャンペーンの名称は仔犬繁殖場に幽閉されていた
キャバリア・スパニエル、ルーシーである

2013年にレスキュー・センターより
リサ・ガーナーに譲渡されるまでは悲惨な状態であった。

以下は飼い主であったリサの談

「レスキューセンターの人たちとメールを交わし、
何度も考えた末、引き取ることにしました。

救出する前の状況はわかりませんが、
体の状態が、どんな環境に置かれていたかを雄弁に語っています。

突き出た腰骨、曲がった背中は
狭いケージに閉じ込められていたことを語ります。
栄養失調、ドライアイ、禿、アンモニアの匂いにまみれた
何か焼けているような匂い。
糞尿の上で寝なければならなかったのでしょう」

リサは少量の餌と短い散歩からゆっくり普通の生活へと戻していった。
恐がりで神経質でしたが、毎日少しずつ自信を取り戻し
本来のやんちゃな性格が芽を出してきたのである。

しかしルーシーが受けた傷は
深いところで癒えることはなかった。
分離不安がひどく、家を留守にすると、
ドアのそばでずっと鳴いてたという。
そして抱き上げるといつもすくんでいた。

「でもルーシーは頑張りましたよ。生を満喫してくれたと思います。
8歳か9歳の非常に短命でしたが、
ルーシーに会った人たちすべてに
幸せと愛で満たしてくれました。
一年前に亡くなりました。
フェイスブックのフォロアー7万人からいいねをもらって」

I am Lucy

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金をまきあげる芸術家

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Harry Potter Studio

イギリスのブリーダー

悪徳ブリーダーは装う。立派な責任ある有名なブリーダーの振りをする。
犠牲者にならないように気をつけなければならない。

犠牲者になるというのは具体的にはどういうことか。

ペット保険をかける場合、まず保険料が高い。もし遺伝子に問題があれば、
既往症ということで保険カバーの対象にならないのである。
愛するペットが終生苦しむのをただ見守るだけである。

無責任な悪徳ブリーダー、それに付随するペットショップが販売する犬は
健康や行動に問題のある犬が多い。ペットショップの多くは残酷な仔犬農場から卸す。
ペット・ショップから仔犬を買うことは悪徳ブリーダー産業に資金を流している事に気がつかないか。

悪徳ブリーダーの常套手段は偽の血統書を出すことである。これで値段をつりあげる。
彼らは金をまきあげる芸術家である。書類の操作など朝飯前だ。

犬をシェルターからもらう人は少なすぎる。仔犬を買う人は多すぎる。
売れるから殖やすのだ。
そうやってあまっていく犬がイギリスとアメリカだけで年間400万匹殺戮処分される。

レスキュー犬をもらえば命を救うことができる。
ショップやブリーダーから買うということは、
すでに頭数過剰のため膨大な数の犬が殺戮されている
その数に上塗りをしていくことになる。

犬を飼おうと思ったときに、そこを考えたことがあるだろうか。
命を救うか、殺戮に加担するか。

みんな学習しない。輪の中をぐるぐるまわって
シェルターの罪のない動物たちを殺戮に間接的に殺している。
実感がないであろうが。

もしあなたが、どうしてもどうしても
保健所、シェルター、レスキューセンターから
罪もない捨てられた犬をひきとれないのなら、
とにかく悪徳ブリーダーは避けなさい。これはあなたのためである。

ブリーダーの中には真摯なブリーダーもいる。

以下はまっとうなブリーダーを見分けるガイドラインである。

●母犬が妊娠する前からひきとり家庭が決まっている。順番待ちの状態である。
ゆえに広告を出す必要はまったくない。

●健康上の理由により母犬を何度も妊娠させない

●両親犬の遺伝子チェック、家族の既往歴などの必須チェックを怠らない。
あなたは証明書を要求すること。
もし必要なチェックを網羅しているブリーダーであれば、喜んで提供してくれるはずである。

●犬種による検診を行う。これも証明書を求める。
あなた自身も特定の犬種に対してどんなチェックが行われるか調べる。
相手の言う事を鵜呑みにしない。

●仔犬の入念な健康診断、、マイクロチップ、予防接種。この証明書も求める。

●乳離れのできていない時期は絶対母親から離さない。8週以前は早すぎる。
のちの問題行動につながる。里親になる家庭は厳しく審査され、
家も訪問される。譲渡後はサポートを惜しみなく、犬の成長具合もチェックする。
必要であればどの時点でも犬をひきとることを厭わない。

●シェルターで過剰気味になっている犬種は繁殖させない。

●ケンネルクラブに推奨されているメンバーであること。
その証明も書面で求める。

●最初の年はペット保険をつける。

●母犬を必ずそばで見ること。健康であり、いきいきしているかどうか。

責任あるブリーダーは金もうけより、犬への愛情が優先する。
何か問題があったら懸命に解決しようとするその姿勢は
金の問題であるかどうか見てとれるはずである。

しかし悪徳ブリーダーは金だけが目当てなので、乱雑で細かいことは嫌がり、
新しい飼い主に罪のない仔犬を問題とともに押し付けるだけである。

Animal Rights Action

「救った犬があなたをみつめるそのまなざしがあなたの魂の姿である」と言うじゃありませんか。