世界は良くなった。スピラがいたから 2


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1998年6月の午後

ニューヨークのアパー・ウエストサイドにある
ヘンリー・スピラのアパートを訪ねた。
「倫理を行動に」という本がまさに出版されるときであった。
この本で実に多くの人が彼の活動に関心を持つことになる。

インタビューは基本的なものであったが、
どうしてヘンリーが動物の権利に関わるようになってきたか、
どうやって戦略を立ててきたか、
今後の運動はどのように展開するのかなど、
あなたがヘンリーの動物解放の思想にまだ出逢っていないのであれば、
このインタビュー記事を目にするあなたは非常にラッキーである。

エリック・マーカス Vegan.Com


Q; 動物の権利に関わってどのくらいになりますか

A: 25年くらいですね。
ピーター・シンガー氏のエッセイ「動物の解放の開放」を読んで以来です。

Q: どのような影響を受けましたか

A: それ以前は人間の権利擁護の運動をしていました。
搾取、支配、弱者を押しのけること、
そういったものに対して闘ってきました。
このヒエラルキーの底辺に動物が存在しているのです。
シンガー氏は人間の権利擁護の延長に
動物たちの自由への解放があると提示したのです。

Q;: それまでのあなたの動物に対する考えはどのようなものでしたか

A: むかし、知人に猫を押しつけられた、その時です、私が目覚めたのは。
猫をかわいがっているうちに、一方では猫を撫で、
もう一方では他の動物の首を切り、
皿の上に載せるという行為。不快な感じがしました。

しかしその時はアクションを取るには至りませんでしたが、
それからシンガー氏のエッセイに出会い、
矛盾について考え始めたのです。

続く



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世界は良くなった。スピラがいたから 1

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スピラと猫のニーナ

I want the world to be a better place because I was here 
ウイル・スミスの言葉ですが、
私はこれを聞くたびに動物のために闘った人たちのことを思います。

「義を見てせざるは勇無きなり」は
動物の権利擁護者のヘンリー・スピラ
(19 June 1927 – 12 September 1998)の信念です。
20世紀において最も影響を及ぼした動物擁護者の一人で、
間違ったことに対して腕をまくりあげ、
行動を起こし、劇的な変化をもたらした人です。

1976年、米のナチュラル・ヒストリー・ミュージアムでは
猫を使った残酷な猫実験が行われていました。
ひたすら隠し続けるミュージアムを相手にくらいつき、
実験を終焉せることに成功させたのはスピラです。

そしてニューヨーク・タイムズ紙の一面に出したキャンペーン・ポスター

「美を作るためにレブロンは
いったいどのくらいのウサギを失明させればいいいんだ」

ポスターの衝撃は現代でも仰天ものですが、
当時の社会にどれだけのインパクトを起こしたか

レブロンがすぐ研究所に資金をつぎ込み、
代替え実験を開発するよう行動を起こしたことをみれば
お分かりになると思います。
受けてエイボンなどの化粧品会社も次から次へと動き始めたのです。

行動の人、動物の世界を変えた人、スピラのインタビューや記事など
数回に分けてお伝えさせてください。





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天国の光景を見ているようだ

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一人の女性がサクラメントにある
アニマル・シェルターを訪れた。

メラニーという名のその女性は

「シェルターで一番年寄りで、貰い手がいない犬が欲しい」と
申し出たのである。

スタッフはシニア犬のジェイクを紹介した。
ガンを患い、皮膚の問題もあるジェイクは
シェルターに長い間いるが、
誰も引き取り手があらわれなかった。
時間がどんどん経っていくだけで、
ジェイクはおそらくシェルターで
生命を終わるだろうと思われていた。

メラニーはジェイクの状態にひるみはしなかった。

シェルターに良い犬を探しに来たのではなく、
愛を必要としている犬の命を救いにきたのである。

メラニーはジェイクに永遠の家を与えた。

シェルターはフェイスブックに投稿し、
7000シェアされ、6000あまりのコメントを受けた。
写真を見てお分かりのようにツーショットは
天国の光景を見ているようだ。



Woman goes viral

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ツィッターで見た記事です。当ブログの宝物の一つとなりました。





女王の衛兵の帽子に抗議した人


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動物たちは偉大なる友人を失った。
ロジャー・ムーア卿が亡くなったのである。

ジェームス・ボンドとして知らぬ人はいないであろうが、
長年に渡ってPetaをサポートしてきてくれた人でもある。

彼は数多くの素晴らしい功績を遺した。
その中でも、動物たちのために闘ってくれた事は
私達にとって掛け替えのない事であった。

セルフリッジ・デパートでのフォアグラの販売中止を訴え続け、
ついに実現させた。

女王の衛兵の熊の毛皮の帽子を化繊に代えるよう果敢に抗議した。

長期の懸念事項になっている
野生動物のサーカスの廃止を進めてくれるのなら、
メイ首相と一緒にシャンペンを開けると詰め寄った。

常にウィットを交え、品よくチャーミングに動物虐待反対を訴え続けた。
ロジャー卿と共に活動した事は
どれだけ私達に勇気と士気を貰った事か、言葉に尽くせない。
私達はこれからも彼が深く心を砕いていた
動物たちを助ける活動を私達は受け継いでいく決意である。

His Campaign must live on
Jennifer White
Media and partnerships coordinator, Peta UK 




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静かな穏やかな存在



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裁判所で証言をするのは非常に辛い経験です。
犯人と対峙しなければならないこともあり、
しかもそこにいる人たちは知らない人ばかり。
トラウマになる可能性は十分あります。

このような状況を改善するために、合衆国を主として
裁判犬の導入という新しい動きがあります。
特に若い性犯罪被害者の裁判での証言は
常にトラウマになるとの研究結果が出ています。
証言をしているときに、襲われたときと同じ心理的体験を
することになり、すさまじい打撃を受けるということは
想像に難くありません。

そんな時に犬が「静かな穏やかな存在」として
証言台に一緒に建つことが許されます。
子どもが検察官から尋問を受けているとき、
足元に静に眠っているのです。

人間と犬との長い関係から見ると、
私たちにとって犬は
「悪い人がそばにいると教えてくれる」存在なのです。
そういう意味で、リラックスした犬がそばにいるということは、
そこは安全な場所なのだと子供がわかるのです。
被害者の血圧は下がり、心配や不安が減るのです。

カナダでも児童虐待の裁判のとき、
被害者の子供たちを落ち着かせるために
犬の入室が許可されました。少女は7歳のラブラドールのケイバ―と
証言台に立つことができたのです。
裁判の間、小jはずっと犬のリードを持ち、
何度も固く握りしめていました。

イギリスの法廷弁護人によると

「合衆国では広く行われていますが、
ガイドドッグなどを除いて、
イギリスではまだ実現していません。
こういった面ではイギリスはアメリカより10年オクレテいると
言われていますので、将来的には必ず追随する事と思います」

裁判犬は普通の犬ではなく、
何年にも渡り、訓練を受けてきた犬たちで、
その中でも裁判所に立ち会っているのは
ベストの中のベストだそうです。

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元記事と写真はMail Online







プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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