いつか明かりは見えてくる

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At Oxford
昨日の続きです

旅行の前に

旅の前に行く国の動物福祉の状態がどんなものであるか
事前にリサーチしておいたほうが心安らかに出発できる。

動物が不当に扱われているか。どんな状況を想定していけばよいか。
中国や東南アジアでは拷問にかけられた犬猫がレストランに出されたり、
インドやバルカンでは熊の踊りなどがあることを覚悟していかなければならない。
その土地の動物福祉団体をも調べていくこと。
虐待を阻止するための法律の適応範囲も頭に入れておく。

ツアーオペレーターに前もって
自分は動物に優しいツアーを好むことを書式で問い合わせよ。
彼らはそんなこと聞かれたことはないので、とまどうだろう。
そこでちゃんと意味を説明しなさい。
ただのベジタリアンやビーガン用の食事を頼んでいるのではないと。
客の希望に応えられないのなら、利用するのを考えなおしたほうがよい。

旅行中

虐待をしていると思われるみやげ物、アトラクションには金を落とさない。

もし動物が不当に扱われているのを見たら、すぐアクションをとる。
でないとチャンスを逃してしまうことがある。
少なくとも、責任者をみつけ、自分の立場を言明し、やめるように提言する。
相手の出方を見つつ、抗議する技術が必要である。
旅行者にとって高度な技術かもしれないが。

さらに効果的なのはその土地の行政機関に苦情を申し立てることである。
法的措置の効力は国によって違うので
行政に何かアクションを起こさせるのは難しいかもしれないが、
外国でも私たちは苦情を申し立てる権利があるのだ。
その権利を虐待されている動物のために使いなさい。
行政機関にとって国にお金を落としてくれる旅行者は大切である。
もし動物の虐待が旅行者を遠ざけ国の汚名になるとしたら彼らも考えるであろう。

もしシリアスなケースであれば、できるだけたくさんの証拠を集めなさい。
これが虐待者を直接叩く一番良い方法である。
日付と場所、動物の数、若いか年寄りか、そして動物の種類を記録する。
写真やビデオもとり、パンフレットなどの資料も集めておくこと。
他の目撃者からも住所や署名、目撃証明を書式の形でもらっておくこと。
最後に虐待に関わった人物の氏名も確保すること。
もし法律をおかしているようであれば、地元の警察に通報する。
また地元の動物福祉団体へも通告する。自国の大使館に相談してみるのも一計である。

すばやくそして継続的なアクションが必須である。
躊躇すれば、チャンスや証拠はすぐ色あせてしまう。
書類のオリジナルはすぐコピーして必要なところへまわす。
問題に対処されるまでそこにできるだけ長く留まる。
あなたにコンタクトを取ってきた人などすべて記録にとっておくこと。

すぐひきさがらない。担当者が腰が引けていたら、上の人と話させてもらう。
事務所が動くのを嫌がっていたら、市長や市議員とコンタクトをとる。
彼らマスコミに虐待を訴えるといえば、すばやく動いてくれるはずだ。
自分たちの地位にしがみつくためには、悪評は大敵であるからだ。

帰国後

現地にいる間に動物福祉団体に連絡がつかなければ、
帰国後、自分の目撃したことを知らせ、
何とかして欲しいと手紙を書く。
旅行会社にも、アニマルフレンドリーなツアーを企画するのであれば、
これから知人友人にも推薦すると。

動物を救う行為は旅行中は無力だと思わないで欲しい。
アニマル・フレンドリー・トラベラーは長い目で見れば
現地の人たちも助けているのだ。
動物に対して健康的に接することができるようになるからである。
動物にとっての良い環境作りというのは一夜にしてならず。
しかし抗議を止むことなく発し続けていれば、
いつか明かりは見えてくるのである。

How To Do Animal Rights

ここまでやる人はやるだろうなあ。私もできるところまでやりたい。
少なくとも帰国後の行動は絶対やると思います。




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どこへ行っても揺るぎのない愛

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ケント州

旅行者に動物をみせものにしてお金を得るという動物虐待方法もある。
とくにアジア、アフリカ、南アメリカ。
動物の親子が拉致され、たいていは劣悪環境でケアもされずに重労働を強いられる。
いずれは死ぬか用なしになったときに殺されるかのどちらかである。
最後は身体の一部をみやげものとして売られる。
公表されていない数多くの動物がツーリストのために苦しんでいる。

これが自国でやっていると黙っていない人たちでも、
他の国の習慣や文化の中だと勢いがなくなってしまう。
外国にいても私たち一人一人が動物の虐待の責任を負っているのだ。
外国にいくと勝手がわからないだろうが、
私たちの慈愛だけは揺るぎのないものにしなければならない。

虐待を止めようと一歩踏み出すのはためらう気持ちはわかる。
短期旅行で土地の風習もわからないと一見して虐待かどうかもわからない
しかし動物福祉の基準がある。食事、水、シェルターへの適切なアクセス。
見た目に鞭や棒で殴られた怪我や傷がないか。

一歩踏み出すかどうかの決断は「五つの自由」を基準にすることができる。

たとえば

熊のダンス:野生の熊の親子が捕獲され、後ろ足で立たせるなどの芸をしこまれる

動物と一緒に写真を撮る:若い猿、チンパンジー、ライオンの子供など
旅行者と一緒に写真をとる.

薬に使用される:熊を狭い檻に閉じ込め生きたまま管を肝臓に差し込む。
またペニスを強壮剤として使うためにトラを殺す。

食用:アジアの多くの国が生きたまま猫を料理し皮をはぐ。
味が良くなるという理由で犬は死ぬまで首からつりさげられる。

土産もの:動物の身体の部分、象牙、貝、サンゴなど
これらは法律によって保護されている種類である。

ペットとして売られる動物:野生から拉致され、世界中に売られるが
搬送途中で死んでしまうものが多い。
サーカス&水族館:基本的な動物福祉が無視されている

道路沿い動物園;品物を買わせるために動物が鎖や檻にいれられている

さてこのような虐待を目撃したらどうするか。
旅行前の準備、旅行中のアクション、そして国に戻ってからのフォローアップを次回に。

How To Do animal Rights

私のブログは固い、まじめ、ひいては恐いという印象を受けるので、
もう少しやわらかくすれば?と友人から言われたことがあります。
恐くないですよ~。


Stupid, stupid people. Poor, poor horses

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At Hampstead

昨日のグランド・ナショナルはやはり美しい馬が二頭死んでしまいました。
しかもBBCの解説者であるフィッツジェラルドは
グラウンドに横たわっている馬の亡骸を「障害物」と呼んで、世間の非難を浴びています。
視聴者はBBCのホームページに多くの苦情をよせました。
デイリーメールにも何千もの強い怒りを表すコメントがよせられています。(今日現在1500)
昨日のグランド・ナショナル・レースは世界中で6億人の人が視聴し、
2億5千ポンドの金が動いたということです。

デイリーメールから:支持を多く受けているコメント

★Stupid, stupid people. Poor, poor horses. RIP.
★吐き気がするほど残酷だ。グランドナショナルではなく、国辱ものだ。
★人生の中でこんな不愉快な写真を見たことはない。
今の世の中でまだ公共の場でこのような残虐な行為が行われていることが信じられない。
2頭の動物が死んでも誰も気にしない。また来年やるのだ。
普通ならこんな残酷な行為は禁止されるはずなのだが、
巨額な金がからむと誰も何も言わない。実に恥ずべきことだ。
★スポーツと銘打っているが、実は金目的のみだ。
二頭の馬は騎手やトレーナーの命令を素直に信じて遂行しただけなのに。
関わった人物はすべて恥ずかしいと思いなさい。
この恐ろしい写真が語るメッセージが世界中に流れて欲しい。


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Mail Online
写真メールより転載 ↑クリックすると大きな写真がたくさん掲載されています。

毛皮もそうですが、全部お金です。「動物福祉」と「金儲け」は天敵です。

グランド・ナショナル

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At Hampstead

本日行われたグランド・ナショナルはイギリスの競馬行事の中で最大かつ最も人気の高いレースです。
1829年にスタートした歴史と伝統を誇る競馬レースなのですが、コースの難易度がとても高いので、
数ある競馬レースの中でも一番馬の死傷率が高く、多くの動物愛護団体が廃止を求めています。

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以下はガーディアンに昨日載った連盟での抗議の手紙です。

国辱であるグランド・ナショナルが行われますが、
ひとつだけあなたが確実に賭けに勝つことがあります。
それは幸運にも馬達が死に至らずとも、必ず苦しむということです。
グランドナショナルでは過去数え切れない数の馬が死んでいます。
非常に難しいコースをへとへとになるまで走らせて競争するからです。

残酷な馬の死を減らし、もっと安全なベントに変えて行く時です。
イギリスの65%の人たちがリスクを減らすべきだと言っています。
イベントがもっと安全になるまで
グランドナショナルをボイコットするキャンペーンをサポートします。
それまでは一ペニーさえも出しません。
より安全な競馬を目指し公衆のみなさんもサポートしてくれることを願います。


Guardian UK 写真記事ガーディアンより転載

本当に障害物競走これに極まりというくらい難しく、
高いフェンスや茂みや曲がりくねったコースやらで、
馬が折り重なって倒れるところを何度も見ました。
走らなければならない馬たちに胸が痛みます。

そして下はドイツの女の子が牛に乗っている仰天写真なのですが、
「タイトルは馬と思っている牛」

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Guardian UK写真も

しかしこの写真を見たRSPCAは以下のコメント
「牛がこのようにジャンプをしているのを見るのは初めてです。
おとなしい動物です。胸が傷つく可能性がありますので、推奨することは絶対ありません。」



イギリス最後のサーカス象、アン

Picture 625
At Greek Street


イギリスで最後のサーカス象となったアンは当時59歳でした。

アンはサーカスの従業員のルーマニア人が殴る蹴る、突き刺すなどの暴行をうけていました。
早くから通報を受けていた動物保護団体は隠しカメラで現場を押さえ、
それをデイリーメールがオンラインで流し、世界中からブーイングが起こっていました。

世論の応援をうけ、アンはとうとうロングリートサファリパークに引退することになったのです。
月曜日、警官の保護のもとアンはノースハンプトンシャーのサーカスから移されました。
獣医によるとアンはとても元気だそうです。神経痛を患っていますが、
痛み止めのおかげで以前より良く歩くことができます。
ヨーロッパで最長老の象です。今はサイと一緒に13エーカーの草原とプールのそばで暮らしています。

サーカスのオーナは従業員の残虐な行為を認め、アンを手放すことに同意しました。
ルーマニア人は国外に出ました。世界中の人がこのニュースを喜んでいます。
動物保護団体はこのサーカスを起訴する方向でいます。

私がおもしろいと思うのはいつも読者のコメントです。

●このルーマニア人を刑務所にいれろ
●まだお金を払ってサーカスを見るあほている人がいるなんて信じられない!
●ファンタスティック。ずっとニュースを見ていた。この日をまっていたのだ。
一週間の始まりとして嬉しいニュースだ。関わった人すべてにありがとう。
他の動物も助けてくれ!


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写真とも
Mail Online Ann

メールオンラインにアンを蹴っている写真が掲載されています。
アンはそのまま蹴り返せば良かったのにと思うのは私だけでしょうか。
それにしてもやはり告発の大切さです。物を言えぬ動物に代わって、
じゃんじゃん通報しましょう。



プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
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