世界中から動物がいなくなればいいのに

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韓国の犬肉市場から救出された犬。
ベッドの上に横たわるという事が理解できずに、
立ったまま寝ることしかできない。

韓国の犬肉市場の檻の中に閉じ込めらえていた200匹の犬たちは、
合衆国、カナダ、英国のアニマル・シェルターに1月20日収容された。


14匹の犬と一緒にフロリダのヒューメインソサエティに
送り込まれた3歳のハリエットは、
おそらく、ぎゅうぎゅう詰めの中で囚われていたのだろう、
ピンクと黒の毛布の上に横たわるということがわからなかった。

ボランティアは一日がかりで横になって眠るということを教えた。

「救出した犬たちは順調に回復し、適合していますが、
まだ恐怖のトラウマに苦しんでいます。

大変な道のりだったし、これからも時間がかかるでしょう。
ハリエットはもう少し体重を増やさなければなりません。
リードをつけて歩く事も理解していないので、
野原からシェルターまで抱えて運ばなければなりません。
しかし、尻尾を振って、ベッドにもぐりこむ、
犬の本来の姿を見れる日がそう遠くないことを願っています」



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http://www.dailymail.co.uk/news/article-4165276/Dog-rescued-South-Korean-meat-farm-sleeps-standing-up.html

この記事に対するコメントに

「時々、世界中から動物がいなくなればいいと思う。
そうしたらこんなに苦しむ事はないから。
仮面をかぶった冷酷な人間たち」というのがありました。

世界中の至るところで行われている終わることのない
動物への搾取、虐待を思うと、本当にそう思います。








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残りの犬たちの命に対しても始まりの日です

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最近、レスキュー・センターのサイトを見ていると
「元韓国の食肉用犬」という紹介文を見かける事があり、
調べてみると、韓国から保護した犬たちは、イギリス、合衆国、カナダへと
送られているという事が判りました。


食用犬工場の檻の中に押し込まれ、死を待つだけになっていた犬6匹が、

先月、韓国から午前7時、英国航空で24時間のフライトを経て、

ロンドンのヒースロー空港に到着した。

先に到着していた2匹の仔犬たちと一緒に早速、健診を受け、

ロンドンへと出発した。

8匹の仔犬たちはマイナス10度になる檻の中から

生まれて初めて自由に動きまわれるようになったのである。

 

中国、フィリピン、タイ、ラオス、ベトナム、カンボジアで

およそ3000万匹の犬、加えて韓国で250万匹以上の犬が毎年殺されている。

イギリスのミラー紙は隠しカメラをもって

ソウルから東へ100マイル離れた

ブサンとモラン市場の裏通りにある

劣悪環境の中で閉じ込められている

200匹以上の恐ろしい現状を記録し、発信した。

その後、韓国政府は食肉用犬マーケットの最大収容所

モランを閉鎖すると発表した。

これで年間8万匹の犬の命が救われることになる。 

今回お保護犬のうちの2匹、

ゴールデンレトリーバー雑種のブリジットと

スパニエルコリー雑種のニーナは

チャリティ医療「匂いを察知する犬」のプログラムに引き取られることになった。

 

ドッグレスキュープログラムを運営している

ヒューメインソサエティインターナショナル

ウエンディ・ヒギンズの談

「イギリスに連れてこられた犬たちを見ると、

私たちの努力が違いを生み出せるのだとを確信させられます。

犬たちにとってもそして犬肉農場を閉鎖し、

助けようと運動している人たちすべての人たちにとって、

非常に感慨深い日となるでしょう。

そして残りの犬たちの命に対しても始まりの日です」

 

 

10万人署名で国会審議

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先日イギリス議会からメールが届き、びっくり!

「あなたは国内の象牙マーケットを廃止する署名に

サインしましたね。

その趣旨が26日に議会の審議に

かけられることになりましたので

終了したら、ビデオや会議内容をメールします」

というような内容でした。

イギリスの署名運動の流れは

政府のホームページに明記されています。


1.英国民と英国居住者に限る

2.5名の参加で署名運動が成立する。

3.委員会が署名内容を査証し、公表する。

4.公表されたすべてを査証。

5.1万人の署名で政府から返答がくる。

6.10万人の署名が集まれば議会の議題としてとりあげられる。

10万人以上の署名内容はほぼ必ず議題としてとりあげられ、

10万人以下でも考慮される場合もあります。

時々、議員や大臣とディスカッションをする機会を設けたり、

さらなる資料を提供してもらうために

署名委員会よりコンタクトをとる場合もあるそうです。

全体的に、サポートしますよという姿勢が感じられ、

頑張れば、もしかしてできるんじゃないか

という気持ちにさせられます。

日本の現状は分かりませんが、これはあくまでも政府との関与です。

そんなに莫大な人数が集まらずとも、通常の署名運動で、

英国でも日本でも、物事を動かす事ができます。

行動のみが変化を起こすことができるのです。


 



変化を起こそうと腹をくくり、行動に移していけば、私達は世界を変えていくことができます

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世界にはあまりにも多くの問題が存在していて、
私達はなす術もなくのみこまれているように感じます。
戦争、公害、テロ、企業にはびこるスキャンダル、経済危機・・・

大勢の中のひとりにすぎない「私」が、
どうやったらこの状況に変化をもたらすことができるのでしょうか。
欠点と不安を抱えた「私」が、
果たして意味のある変化を起こすことなどできるのでしょうか。

たしかに世界で起きていることの多くは、
個人的にはどうすることもできません。
しかしながら、変化をもたらす私たちの能力は
想像以上に大きいものです。
変化を起こそうと腹をくくり、行動に移していけば、
私達は世界を変えていくことができます。

大きな問題に直面したときに無力感を覚えるのは、
自分が何をやっても
バケツに一滴の水を垂らすようなものだと感じるからです

しかし、周りの人にいい影響を与えることができれば、
それがたとえ数人に対してであっても、
大きな変化をもたらすことができます。
社会的ネットワークが急速に発達したこの地球村では、
私達は時空を超えて互いに影響を及ぼしあっています。

この世界にポジティブな変化をもたらしてください。
あなたが授かった恩恵をほかの人に与え、
その人たちにもその恩恵を
次々とほかの人に広げていくように伝えてください。

ハーバードの人生を変える授業
タル・ベン・シャハ―
成瀬まゆみ訳

世界の動物たちを助ける力になりたいという悲願を持ちながら
やっぱり無理だ、無駄かもしれないという思いと、
いやそれでもやらなければという気持ちのせめぎあいの日々の中で
実に励まされる一章です。自分のためにアップしましたが、
どなたかの力にもなりますように!






ゴリラの死を悼む肉食者たち

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オーストラリアの倫理学者哲学者であるピーター・シンガーは
最も影響力のある現代の哲学者と称されています。
有名な「動物の解放」は多くのベジタリアンのバイブルです。

最近アメリカの動物園で子供がゴリラの檻に落ちて、
ゴリラが射殺された事件がありましたが、
6月15日LAタイムスに寄稿した彼の記事が静かに胸を打ちます。
タイトルは「ゴリラのハランべの死を悼む肉食者たち」

先日、シンシナティ動物園で4歳の子供が塀によじ登り、
前日17歳の誕生日を祝ったばかりのゴリラ、ハランベの檻の中に落ちた。
子供とゴリラは10分ほど一緒にいたが、
ハランベは襲いかかる意思があるようには見えなかった。
しかし子供の足をひきずり回していたので、
あのスピードと力では水の中に落ちて溺れるか頭蓋骨を割る可能性があった。
 
動物園側は子供の安全を確保するために射殺した。
トランキライザーは発効するまで時間がかかるし、
ゴリラが興奮して暴れだすかもしれない。
 
人々の反応は様々である。園に対して怒りを表す者。
たかがゴリラじゃないかという者。
同じような反応がライオンのセシルとマリウス、
コペンハーゲン動物園のキリンが殺されたときにも見られた。
 
自分の子供の食事には肉を与えている人々が、
他人の子供の生命が危険にさらされている状況で、
ハランベを殺したと怒り狂っている。
 
動物に対する人々の態度は変化しつつあるが、
たいていは混乱し、矛盾していて一貫性がない。
 
動物関連のこういった報道は使う言語にも混乱が見られる。

ハランベに関する記事はどんなにゴリラに同情的でもwho ではなく
itを使う。It はもちろんwho よりも対象を低く見ているということである。

ニューヨーク・タイムズ誌も最初は thatを使っていたが、
その後、ネットではwho に修正していた。
動物に名前がある場合は
who に書き換えなければならないというマニュアルがあるそうだ。
しかし、動物は椅子や岩とは違う。
人間が名前をつけようがつけまいが、
意識があり感情があるものは物ではない。
 
少年の家族は「園がとった措置を感謝する。
子供のせいでこんな事になって大変申し訳ない」という声明を出したが、
そこにはハランベの名前はなかった。
捕獲された動物を子供に見せて喜ぶ家庭が、
「動物は個々の存在である」という見解はないのであろう。
 
このような事が起こると、責任者を見つけようと必死になる人々がいる。
動物擁護者たちは、
少年の命がゴリラの命よりはるかに重要だとは
自動的には考えないだろうし、
麻酔銃を使用すべきだと思ったであろう。
しかし、そう言うのは簡単である。
自分の子供が体重400ポンドもあるゴリラに引きずられていたらどうであろう。
射殺を選択した動物園を責め立てることができるだろうか。

寄せられている苦情電話は子供を心配するより、
ゴリラを射殺してしまった悲しさや憤りが大半を占めている。
ところが、アフリカで、しとめた獲物の前で笑っている
多くのアメリカ人に対しては苦情も告発もない。
 
今回の出来事の中で着目しなければならない事は、
私たちはまだ娯楽のために動物を閉じ込めているという事実である。

民衆の抗議により、
メジャーな水族館で行われていたシャチの繁殖は廃止された。
何年にも渡るマスコミの批難を受け、
リングリングブロスは象のショーをやめた。
今回のハランベの死は、ただ眺めるためだけに
動物を閉じ込めているという事実を再認識させるものである。

本来ならジャングルで暮らしているはずのハランベは
檻の中に入れられ、食べ物も他の仲間と交わることも、
すべて制限があった。
彼は待遇の良い囚人であった。
しかも何も罪を犯していない囚人である。

自然界の棲息域は少なくなっており、
絶滅しそうな種は
安全な場所で保護しなければならないという人もいる。
サンクチュアリーは確かに必要な場合もある。
しかしサンクチュアリーは動物園ではない。
サンクチュアリーは種を保護するためだけでなく、
個々の動物の福祉を優先事項とする。

動物の事を知れば知るほど、私たちとは違うということがわかってくる。
ダーウィンが言うように、
違いは深さではなく、種類がもともと違うのである。
動物は知性と感情を持っている。キリンもライオンもゴリラも。
そして毎日切り刻まれてサンドイッチにされる動物たちも。

「サッカーをする七面鳥」と検索してみて欲しい。
3羽の感情を持った生き物が
はっきりと楽しい時間を過ごしているのを見ることができる。

シルバーバック種のゴリラ、ハランベは
豚や七面鳥などの動物は食べなかった。
私たち人間も必要ない。
そんなものを食べないほうが
地球のためにずっと良いということは広く行き渡っている。

ハランベの死を悲しいと思っている人たちは
もう一度考えて欲しい。
今回の動物園でのあんな切羽詰まった状態ではない時に、
殺すという選択が正義を問う状態ではない時に
考えて欲しい。
動物を娯楽のために幽閉することをどう思う。
スポーツのために、ファッションのために、
あるいはこの味よりあちらの味が好みという事で
殺される動物をどう思う。

彼を撃ち殺した人々を批難するかわりに、
私たちが動物に何をしているか。
無駄に死んでいく多くの命を救うために
私たちに何ができるか。
ハランべの死は、そういう事を
今一度考えてみる機会として捉えるべきである。


先週、シンガー氏はオーストラリアから
ロンドンの大学に講演をしにやってきました。
一般公開もされていたので、すっ飛んでいきました。
今回は動物の話ではなかったのですが、、
地理的に遠く離れた人たちでも、困っているときは
助けようとすることが人間であるという倫理学でした。
私たちは最低3つのチャリティ団体に
何等かの貢献をすべきであると。

穏やかな上品な素敵な先生でした。

写真はレクチャーが行われた大学の建物です。


プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページはただいまサーバーの不具合で閉鎖中
少々お待ちください。
contact: alicetigger24★hotmail.com

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