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英首相官邸の新しい犬

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首相官邸の新しい入居者が決まった。

新首相となったジョンソン氏とパートナーのシモンズさんは
15週の仔犬を官邸に迎える。
ウェールズの仔犬繁殖場が放り出したジャック・ラッセルの仔犬である。
下顎がずれた売れない商品だった。

この犬は南ウェールズの保護団体フレンズ・オブ・アニマルズの
アイリーン・ジョーンズによって救出された。

首相官邸にはすでにバタシー・ホームからやってきたラリーがいるが、
官邸に属する猫とは違い、
仔犬はジョンソン首相とシモンズさん個人の飼い犬となる。
縄張り意識の強いネズミ捕り大臣のラリーとうまくやっていけるであろうかと
心配されたが、まだ仔犬なのでおそらく大丈夫だろう
というのが大方の予想である。

8月の初め、首相が官邸スタッフに犬を飼ってもいいかと伺いをたてたとき、
みんな大喜びでイエスと答えたそうだ。
散歩のボランティアの申し出もあるらしい。

首相とシモンズさんは保護犬を飼うことで、
来年4月から実施される仔犬繁殖販売を禁止する
いわゆるルーシーの法律を多くの人に知って欲しいと願う。

ルーシーの法律は仔犬繁殖業から2013年救出され、
2016年死んだカバリア・キング・チャールズ犬の名前が由来の法律である。
ブライアン・メイを含む著名人らを含む多くの人が長年の間闘って
勝ち取ったものである。来年からは出生地など、
法で決められたことを守らない限り、
仔犬仔猫の販売はできないことになる。


イギリスの政治家の公約の中で
動物の福祉に関することは必要かつ重要事項です。

それなのに、キツネ狩りを反対している85%の英国民に
「私はキツネ狩り好きよ」と言い放ったメイ首相。
首相の席争いのとき
「私が首相になったらキツネ狩りを復活させる」と言い放った
対抗馬のジェレミー・ハント氏。
彼らは坂を転げ落ちていきました。

当時環境庁大臣だったマイケル・ゴーブ氏が
ルーシーの法律をバックアップし、施行にまでこぎつけたのは、
彼の実行力の強さに加え、
英国において動物福祉がどれだけ国民の関心事であるか
十分認識していたからでしょう。

ボリス首相はビーガン・ダイエットを試みているそうですが、
今まで動物福祉に言及したことはありませんでした。
2017年にキツネ狩りと闘牛に反対意見を示していただけです。

しかし今回の首相就任の所信表明演説のときには
「英国民の心の中に深く根づいている動物への愛を思い、
世界でも最高水準の動物福祉国家となることを約束する」と説いています。

彼は果たして公約を守るでしょうか。

大丈夫だと思いたい。
ボリス首相のパートナーであるシモンズさんは自然保護活動家であり
動物の権利活動家なので、
彼が表明通りちゃんとやっているかどうか見張ってくれるでしょうから。


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合衆国独立記念日に花火大会に行かなかったアメリカ人たち


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多くの人は花火が好きだ。

しかし残念なことに犬にとって花火は恐怖でしかない。
花火の美しさは犬の苦しみに値するだろうか。。
の答えを模索する前に
とりあえず、私達が国民の祝いの日に
犬たちのためにできることをやっていかなければならない。

7月4日ボランティアの人たちがやったことをご紹介しよう。

独立記念日、英国のガイフォークス・ナイトとともに
国中をあげて花火で祝う。
バーンという突然の大きな音は犬にとって
恐怖とパニックを引き起こす。

飼い主の愛情と安らぎが得られる家庭犬と違い、
シェルターの孤独な犬たちの恐怖は筆舌に尽くしがたい。

写真を見てほしい。

アリゾナ州、フェニックスのグッド・サマリタンの
ボランティアの人たちはフェスティバルに行かなかった。
代わりに恐怖におののく犬たちを慰めに
地域のシェルターに足を運んだのである。

Maricopa County Animal Care and Control が始めた
「犬たちを安心させよう」運動。
二つのシェルターに300人以上の人たちが集った。

開発部長のベン・スウォン氏

「地域の人たちがこれだけ反応してくれました。
私たちは助けるためにここにいるというメッセージを
拡散してくれたのです。
300人以上の人たちが花火の日、
愛が必要な犬たちと一緒にいてくれました。
人々の心を掴んだこの行動は
7月4日のフェスティバルだけではないと、
これ以降、フォスターケア、ボランティア、里親になりに
大勢の人たちが戻ってきてくれたのです」

参加したエイミーエンゲルさんも語る

「犬に歌を歌ったり、本を読み聞かせる人もいました。
ただそばにいておやつをあげる人も。
本当に素晴らしかった。
犬たちは私たちがそばにいることをとても喜んでくれ、
外の花火のことは気にしないようでした」

他愛、利他、無私、滅私の愛情溢れる人たち。
敬意をこめて脱帽


by Jakek Massey
Lad Bible


神様もそうだと思う

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今日の虹の橋はいつもと違う。寒くて曇っている。
新しく来た犬はとまどっていた。
しかし長くいる動物たちは今日の日が何だか知っている。
誰かが橋にやってくる日なのだ。
仲間や飼い主を待っている動物たちは今日を待ちわびて
橋が見渡せる場所に並んで待っている。

まもなく年取った犬がやってくるのが見えた。
うつむき、尻尾も垂れている。
待っていた動物たちは彼のストーリーがすぐわかった。
何度も何度も起こっているからだ。

年取った犬はゆっくり近づいてきた。
心身とも傷ついているのは明らかだ。
虹の橋にくると若さと健康を取り戻し生き生きとするのだが、
この犬は元気になる様子がない。

橋のたもとにきた老犬はあちら側にいる動物たちを見て、
自分も橋を渡り切れば、幸せになると信じていた。
ああ、しかし橋を渡ろうとするとエンジェルからさえぎられるのだ。

「ごめんね、あなたはここを渡れないの。
ここは飼い主といつか会える動物たちだけが渡ることができるの」

どこにも行くところがない老犬は橋の前にある広場に眼を向けた。
そこには自分と同じようなよろよろした動物たちが集まっている。
彼らは横たわり、虹の橋を見つめているだけだった。

新しく来た犬は何が起こっているのかわからなかった。
そこで長くいる動物に聞くと、

「あの犬は保護犬なんだよ。
毛が擦り切れ、目もかすんだ老犬になったときにやっと保護された。
残念なことにとうとう最後まで新しい飼い主が見つからず、
保護をした人たちに見送られて地上から去っていった。
虹の橋を渡るときに一緒に歩いてくれる家族がいないんだ」

「じゃあこの動物たちはどうなるの?」

彼がこの答えを聞く前に、突然暗雲が切れ、
どんよりした空気が爽やかになった。
一人の人間がやってくるのが見えた。
その人は年取って傷ついた動物たちに金の光を与え、
動物たちはみんな若く健康になった、一番良かったときのように。

「見ててごらん」

元気になった動物たちが彼の後ろについて
虹の橋を一緒に渡っていくではないか。

"「何が起こったの?」

あの人は地上で動物たちを保護していた人だよ。
あの人に家族を見つけてもらた保護動物たちは
家族のだれかが来ると虹の橋を一緒に渡れるんだ。

そして彼には天国で最後の救助の仕事が待っている。
地上で家族を見つけられなかった動物たちを連れて虹の橋を渡ること」

「僕は動物を保護する人は好きだ」と犬は言った。

「神様もそうだと思うよ」が答えだった。



作者不明
オリジナル英語

日本もやがてこうなる

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イングランドでは2020年4月から仔犬仔猫の第三者
(店頭、オンラインなど)販売禁止法が施行されることになりました。
これで仔犬仔猫購買希望者は
認定ブリーダーからのみ可能となります。あとは保護団体。

新法は以下

仔犬仔猫は安全な環境で出産させ、母親と一緒に暮らす。
販売場所は出生地に限る。
これは仔犬工場の多くが海外にあり、
イギリスに運びこんで売るというルートを絶つ目的である、

長年の間、仔犬工場で残酷な扱いを受け、
2016年に死んだキャバリア・キング・チャールズ、
ルーシーにちなんで作られた「ルーシーの法律」の
キャンペーンの推進者であり、獣医である
マーク・エイブラハム氏の談

「ルーシーは私の知る限り、
トップクラスの可愛さをもった勇敢な犬でした。
ルーシーの法律が議会に承認され、
来年から新法が施行されるという事実に感慨深い思いです。
ルーシーと、過去と現在の犠牲動物たちに
「やったよ!」と大声で知らせたい」

ドッグス・トラストの獣医長

「効果的に行われるためには
さらなる細かい追加項目が必要になると考えています。
来年四月までにはまだ時間があります。
海外からの動物密輸入を厳しく取り締まるためにも
仔犬仔猫たちがどこから来たのか追跡できるシステムを
英国の保護団体、サンクチュアリー団体などど提携して
規則を細かく作っていって欲しいと思います」

今回の法案をサポートしてきたマイケル・ゴーブ環境省大臣も
新法によって動物たちはベストな環境で
生命のスタートを切ることができると喜ぶ。

BBC News


ルーシーの法律に関する当ブログの記事は以下です

もう取引のテーブルから降りてもらう

ツィッターでこのニュースをお知らせしたところ、
フォロアーさんのひとりが

「日本もやがてこうなる」とコメントをくださいました。

そう、私がブログを始めたきっかけもまさにこれ。

イギリスのこの運動も10年はかかっています。
この人たちはあきらめずに10年も運動を続け、
ペットショップに仔猫仔犬を見ない日を
実現させることができたのです。

日本もやがてこうなります。

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photo BBC News


国の恥だ

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春が好きだ。新しいこと、
希望に満ちたたくさんの事がこれから起こるようだ。
しかしこの季節に開催される犬の品評会(クラフト)で落ち込む。
そこから立ち直ったと思ったら、今度は競馬のシーズンだ。
そしてもちろんあのグランドナショナルである。

今年はエインツリーで3頭の馬が、
チェルトナムフェスティバルで数匹の馬が死んだ。

フェスティバルとはおかしな言葉だ。
馬への愛はなどひとかけらもない。
賭け、ドレスアップ、シャンペン、
人間のためのフェスティバルだ。
馬の福祉は何も考えていない。

競走馬は世界一手をかけられているという言葉も聞き飽きた。
ほとんどは23時間、厩舎に閉じ込められ、
馬にとって非常に大切な他の馬との接触はない。
食餌も理想的ではなく、馬本来の自然な行動が許されない。
痛みや怪我や病気にさらされている。

人間も動物も毎日怪我のリスクに晒されているが、
それが生きるということである。
しかし、人間の娯楽のために
馬が怪我や死の危険と背中合わせに生きているという事とは話しが違う。

エインツリーの死後、たくさんの記事を読んだが、
どれもスポーツにはリスクが伴うと書いてある。
それに関して、二言三言、物申させていただきたい。

まず第一にもしジョッキーが馬と同じくらいの頻度で
怪我をしたり、死んだりするスポーツであれば、
直ちに対策を講じるのではないか。

2番目にもしこの動物のリスクが許容範囲だと思うのなら、
なぜ事故が起こったとき、テレビカメラが隠すようにしているのか。

だれでも足を砕いた馬がその場で射殺されるところを見るのは不快であり、
首を折ったアップフォーレビューが2分間痙攣を起こすところを見ると
シャンペンの味もまずくなるであろう。しかしこれは現実だ。
実際アップフォーレビューの事故のときは隠す暇がなく公衆の目に触れ、
多くのレースファンがひき、賭けを辞めた人たちもいた。

よいことだ。もっと言う。

馬は自分が選んで柵を越えているのではない。
馬は自分が選んでレースをしているのではない。
私たちはむちを打ったときに馬のあざや熱が
どのくらい残るのか研究しようとしたが、
もちろん競馬協会は拒否した、そうだろうね。
必ず倫理問題にひっかかるからね。
ではなぜ続ける。ひょっとしてお金?

ばかげた帽子をかぶり、ドレスアップして、
仲間と酒を飲んで興じるのは私は一向に構わない。
しかし優雅で美しい動物の苦しみ、過剰繁殖、
放棄、残酷な死は許せない。
グランドナショナルはグランドではない、国の恥だ。

Emma Milne
National Disgrace




プロフィール

ノーマンテイラー邦子

Author:ノーマンテイラー邦子
ロンドン在住/通訳・翻訳業
保護猫延べ6匹、保護犬一匹、庭にキツネ3匹ほど
ホームページ
私に何の関係があるというのだ

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